
「まどか26歳、研修医やってます!」は、2025年1月14日からTBS系列で放送中の医療ヒューマンドラマで、芳根京子が主演を務めています。
原作は水谷緑のコミックエッセイで、26歳の研修医・若月まどかが令和の働き方改革が進む医療現場で成長する姿を描いています。
第4話は2025年2月4日に放送され、まどかが泌尿器科に配属され、新たな試練や患者との関わりを通じて医師としての姿勢を模索するエピソードとなりました。
以下に、第4話の感想や口コミを肯定的な意見と批判的な意見に分けて詳しくまとめ、最後に総評をお届けします。
肯定的な意見
1. まどかの成長と人間味
まどかが泌尿器科で患者と向き合う中で、少しずつ医師としての自覚が芽生えてきたのが良かった。未熟だけど頑張る姿に共感できる。
男性患者からの軽いセクハラに戸惑いながらも、医師としての立場を貫こうとするまどかがリアルで応援したくなる。
前回までの経験を踏まえて、少し自信がついてきた感じが伝わってきて、見ていて安心感があった。
2. 患者との心の交流
膀胱がんの患者・友梨とのやりとりが感動的だった。手術を拒む彼女の気持ちを理解しようとするまどかの姿勢に心が温かくなった。
「患者ノート」のエピソードが素敵で、単なるカルテじゃなくて患者の人生を記録するアイデアが新鮮。医療の温かい一面を見た。
友梨が最後には手術を受け入れる決断をしたシーンは涙腺にきた。まどかの言葉が響いたんだなと感じた。
3. 指導医・角田の深み
角田先生の「患者にドラマを作る」という言葉が深い。ベテラン医師の視点がまどかに影響を与えていて、師弟関係がいい感じだ。
厳しいだけじゃなく、患者の人生まで考える角田の姿勢が名医っぽくて格好良かった。奥田瑛二の演技が渋い。
角田がまどかに「医師か女子か」と問いかけるシーンが印象的で、プロとしての覚悟を考えさせられた。
4. キャストの魅力と演技
佐々木希の友梨がバリキャリ女性の葛藤を見事に表現していて、短い出番でも存在感がすごかった。
溝端淳平の本郷が千冬に絡むシーンが面白くて、軽いプレイボーイ感がドラマにスパイスを加えてる。
芳根京子のまどかが回を重ねるごとに成長してるのが演技から伝わってくる。表情の変化が細かくて引き込まれる。
5. テーマの深さと共感性
医師としての責任と女性としての感情の間で揺れるまどかがリアル。仕事とプライベートの葛藤は誰でも共感できる。
患者との距離感や向き合い方を描いたストーリーが考えさせられる。医療ドラマにありがちな派手さより人間味が強い。
働き方改革の中で「医師とは何か」を問う視点が現代的で、第4話でそのテーマがより明確になってきた。
6. 演出とエンターテインメント性
泌尿器科という地味な科が舞台なのに、患者とのエピソードでしっかり感動させるところが演出の上手さだと思う。
千冬と本郷の恋の予感がクスッと笑えて、重い話の合間に息抜きになる。バランスが良い。
BGMが友梨とのシーンで効果的で、感情をぐっと引き立ててくれる。音楽の使い方が上手い。
批判的な意見
1. ストーリーの現実感の欠如
研修医がこんなに患者と深く関わるのは現実的じゃない。泌尿器科での描写がちょっと甘すぎる気がする。
セクハラまがいの患者にまどかが軽く対応してるのが違和感。実際ならもっと深刻な問題になりそう。
友梨が急に心を開く展開が都合良すぎて、ドラマっぽさが強すぎる。もう少し葛藤を長く見せてほしかった。
2. キャラクターへの不満
まどかがまだ頼りなくて、医師としての成長が遅いと感じる。4話目なのに未熟さが目立つ。
千冬と本郷の恋愛要素が唐突で、医療ドラマの流れを邪魔してる。本筋に関係ないならカットしてほしい。
角田先生が偉そうすぎて、指導医として現実味がない。もっと現実的な厳しさを見せてほしかった。
3. 演出やテンポの問題
前半の患者とのやりとりが長すぎて、テンポが悪く感じた。もっとサクサク進めてほしい。
コミカルなシーンとシリアスなシーンの切り替えがぎこちなくて、感情が置いてかれそうになる。
友梨との感動的なシーンが少し押しつけがましくて、わざと泣かせようとしてる感が強かった。
4. 恋愛要素への懸念
本郷と千冬の絡みが恋愛フラグっぽくて、医療ドラマなのに恋愛に寄りすぎるのが心配になってきた。
まどかと直人の関係がモヤモヤしたまま進展しないのがストレス。恋愛を入れるならもっと明確にしてほしい。
恋愛が絡むと医療のテーマが薄れそうで、4話でその兆候が見えてきたのが残念。
5. エピソードの物足りなさ
泌尿器科のエピソードが地味すぎて、コードブルーみたいな派手さが恋しくなる。もう少し緊張感が欲しい。
友梨の話だけで1話を引っ張るには弱くて、他の患者や事件を絡めてほしかった。
4話目なのに大きな転換点がないまま進んでる感じがして、次への期待が薄れてきた。
6. キャスティングや演技への疑問
佐々木希の演技が一本調子で、友梨の感情の変化があまり伝わってこなかった。
溝端淳平の本郷が軽すぎて、麻酔科医としてのリアリティが感じられない。もっと真剣な一面を見たい。
芳根京子のまどかが毎回同じような表情で、成長してるのかどうか分かりづらい。
総評
「まどか26歳、研修医やってます!」第4話は、まどかが泌尿器科で患者との心の距離や医師としての姿勢に向き合うエピソードとして、感動と共感を届ける一方で、物足りなさや現実感の薄さを指摘する声も目立つ内容でした。
肯定的な意見では、まどかの成長や患者・友梨との交流、指導医・角田の深い言葉が視聴者の心をつかみました。
特に、「患者ノート」というアイデアや、友梨が手術を決意するまでの過程は、医療ドラマならではの温かさと人間味を強調し、涙を誘うシーンとして高く評価されています。キャストの演技やテーマの深さも支持され、現代的な働き方改革と医療の葛藤を扱う視点が新鮮さを保っています。
しかし、批判的な意見からは、現実の医療現場との乖離やストーリーのテンポ、恋愛要素の唐突さが気になる点として浮上。
まどかの未熟さが目立つことや、友梨とのエピソードが都合良く進む展開に違和感を覚える人も多く、医療ドラマとしての緊張感や深みが不足しているとの声も聞かれます。
千冬と本郷の恋愛フラグが本筋を薄める懸念や、演出のバランスの悪さがドラマ全体の印象を中途半端にしていると感じる視聴者もいるようです。
総合的に、第4話はまどかの成長物語としての軸を保ちつつ、患者との心の交流を丁寧に描いた回として一定の評価を得ていますが、医療ドラマとしてのリアリティやエンターテインメント性を求める層には物足りなさが残る結果に。
個人的には、友梨とのシーンや角田の言葉に心動かされたものの、テンポの緩さや恋愛要素の扱いに少し引っかかりを感じました。
それでも、ドラマ全体の温かいトーンやキャストの魅力は健在で、次回以降の展開で医療と人間ドラマのバランスがどう進化するかに期待が寄せられます。
軽いタッチで成長を楽しみたい人にはおすすめですが、本格的な医療ドラマを期待するなら、もう少し様子を見るのも良いかもしれません。