MISAMOとは?メンバーの韓国での人気順も紹介【K-POP】

MISAMOとは?

MISAMO(ミサモ)は、韓国を拠点に活動する人気ガールズグループTWICEの初の公式サブユニットです。
TWICEはJYPエンターテインメントに所属する9人組のグループで、2015年にサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通じてデビューしました。


その中から日本人メンバーであるミナ(Mina)、サナ(Sana)、モモ(Momo)の3人で構成されたのがMISAMOです。
ユニット名「MISAMO」は、3人の名前の頭文字(Mi、Sa、Mo)を組み合わせたもので、ファンやメンバー自身が以前からこの3人を「MISAMO」と呼んでいたことが由来となっています。

MISAMOは特に日本市場をターゲットに活動を展開しており、2023年7月26日に日本で1stミニアルバム『Masterpiece』をリリースし、正式デビューを果たしました。
このユニットは、TWICEのグローバルな人気を背景に、日本人メンバーの魅力を最大限に活かしたプロジェクトとして注目されています。
また、MISAMOの活動はTWICEの多様な音楽的展開やメンバー個々の才能を示す重要な一歩とされています。

メンバー紹介

ミナ(Mina)

本名:

名井 南(みょうい みな、Myoi Mina)

生年月日:

1997年3月24日

出身地:

日本兵庫県西宮市(生まれはアメリカ・テキサス州サンアントニオ)

ポジション:

メインダンサー、サブボーカリスト

特徴:

ミナは穏やかで落ち着いた性格で知られ、TWICEの中でも「静かな美人」として愛されています。バレエを幼少期から習っていた経験があり、その優雅なダンスパフォーマンスが特徴です。MISAMOでは、繊細な表現力と柔らかな歌声で楽曲に深みを加えています。趣味はゲームや読書で、控えめながらも芯の強い性格がファンに支持されています。

サナ(Sana)

本名:

湊崎 紗夏(みなとざき さな、Minatozaki Sana)

生年月日:

1996年12月29日

出身地:

日本大阪府大阪市天王寺区

ポジション:

サブボーカリスト

特徴:

サナは明るく愛嬌たっぷりの性格で、TWICEの「ムードメーカー」として知られています。彼女の独特な「シャシャシャ(Shy Shy Shy)」というフレーズは、TWICEの楽曲「Cheer Up」の大ヒットとともに韓国で一大ブームを巻き起こしました。MISAMOでは、その陽気さと親しみやすさでグループの雰囲気を盛り上げ、ファンとのコミュニケーションでも抜群の存在感を発揮します。

モモ(Momo)

本名:

平井 もも(ひらい もも、Hirai Momo)

生年月日:

1996年11月9日

出身地:

日本京都府京田辺市

ポジション:

メインダンサー、サブラッパー

特徴:

モモはTWICE随一のダンススキルを持つメンバーとして有名で、キレのあるパフォーマンスが特徴です。幼少期からダンスを学び、韓国での厳しいトレーニングを経て現在の実力を築きました。MISAMOでは、力強いダンスと情熱的なステージングで楽曲にエネルギーを注入しています。少し天然な一面もあり、そのギャップがファンを魅了しています。

MISAMOの歴史と活動

結成の背景

MISAMOの結成には、TWICEの日本人メンバー3人の特別な絆が大きく関わっています。
実は、2012年頃にJYPエンターテインメントはサナとモモを含む4人組の日本人ガールズグループを日本でデビューさせる計画を立てていました。
しかし、日韓関係の悪化(特に独島問題による緊張)によりこの計画は中止に。


その後、2015年の「SIXTEEN」でミナ、サナ、モモがTWICEのメンバーとして選ばれ、夢を叶える形で一緒にデビューしました。
ファンからは「J-Line(日本人ライン)」とも呼ばれ、3人での活動を望む声が長年寄せられていました。

デビュー前活動

MISAMOが正式にユニットとしてデビューする前、2023年1月25日に日本のテレビドラマ「リエゾン -こどものこころ診療所-」のOSTとして「Bouquet」をリリースしました。
この曲は日本で高い評価を受け、Line Musicのデイリーおよびウィークリーチャートで1位を獲得するなど、ユニットとしての可能性を示しました。
この成功が、後の正式デビューへの布石となりました。

正式デビューと『Masterpiece』

2023年7月26日、MISAMOは日本で1stミニアルバム『Masterpiece』をリリースし、公式デビューを飾りました。
このアルバムにはリード曲「Do Not Touch」を含む7曲が収録されており、JYPエンターテインメントの代表プロデューサーであるパク・ジニョン(J.Y. Park)が手掛けた楽曲や、メンバー自身が作詞に参加した曲も含まれています。
アルバムは日本で大きな成功を収め、発売初週に高い売上を記録しました。
また、デビューを記念して大阪と東京でショーケースも開催され、ファンとの直接的な交流も実現しました。

さらなる活躍と『Haute Couture』

2024年11月6日には2ndミニアルバム『Haute Couture』をリリース。
リード曲「Identity」や、安室奈美恵のカバー曲「New Look」など、洗練された音楽性とファッション性を打ち出した作品が話題に。
さらに同年11月2日から「MISAMO Japan Dome Tour 2024 “Haute Couture”」を開催し、東京ドームを含む6公演で25万人の観客を動員。
女性アーティストとして最速で東京ドーム公演を達成する記録を打ち立てました。

その他の活動

MISAMOは音楽活動以外にも注目を集めています。
2023年11月にはGoogleアプリのCMに出演し、Google Lensの機能を紹介。
12月には日本の年末音楽番組「第74回NHK紅白歌合戦」に初出場し、「Do Not Touch」を披露しました。
また、2025年3月には最新曲「Message」が映画「かくかくしかじか」の主題歌に決定するなど、メディア露出も増えています。

音楽性と特徴

MISAMOの音楽は、TWICEのポップでキャッチーなスタイルとは一線を画し、より成熟した雰囲気と洗練されたサウンドが特徴です。
『Masterpiece』では芸術的で感情的なテーマが強調され、『Haute Couture』ではファッションと自己表現をコンセプトにした楽曲が展開されています。
3人の異なる声質と個性が融合し、ダンスポップからバラードまで幅広いジャンルをカバー。
特に日本市場向けに日本語で歌われる楽曲は、3人の母国語であるため自然で感情豊かな表現が際立っています。


また、メンバーが作詞に参加することで、個人的な思いや経験が歌詞に反映されており、ファンにとってはより深い共感を呼び起こす要素となっています。
例えば、モモが書いた「Funny Valentine」やミナが関わった楽曲では、彼女たちの視点が垣間見えます。

韓国での人気順

TWICEのメンバー全体としての人気は時期や国によって変動しますが、MISAMOの3人に焦点を当てた韓国での人気順を推定すると、以下のようになります。これはファン投票、SNSの反応、メディア露出などを基にした一般的な傾向です(2025年3月時点の想定)。

サナ(Sana)

韓国での人気は非常に高く、TWICEの「顔」とも称されることが多いです。「Cheer Up」の「シャシャシャ」で一躍有名になり、その後もバラエティ番組での活躍や愛らしいキャラクターでファンを魅了。MISAMOの中でも、特に韓国での知名度と支持が強いです。

ミナ(Mina)

ミナは静かでミステリアスな魅力が韓国ファンに愛されています。ダンスの実力と洗練されたビジュアルが評価され、落ち着いた性格も多くの支持を集めています。ただし、サナほどの派手な露出はないため、2位と推測されます。

モモ(Momo)

モモはダンススキルで圧倒的な評価を受けていますが、韓国での個人人気はサナやミナにやや劣る傾向があります。それでも、パフォーマンスでの存在感や愛らしい性格で根強いファンが多く、MISAMOの活動でさらに注目度が上がっています。


この順位はあくまで傾向であり、ファンの間では意見が分かれることもあります。特に韓国ではTWICE全体としての人気の方が強調されるため、MISAMO単体の人気は日本ほど明確に測りにくい面もあります。

総評

MISAMOは、TWICEの日本人メンバー3人によるユニットとして、日本市場での成功を確固たるものにしつつある注目の存在です。
ミナ、サナ、モモそれぞれが異なる魅力を持ち、ダンス、ボーカル、個性においてバランスの取れたグループを形成しています。
『Masterpiece』や『Haute Couture』を通じて、TWICEとは異なる成熟した音楽性とファッション性を打ち出し、特に日本での人気は絶大です。
東京ドーム公演の記録や紅白歌合戦への出場など、その影響力はK-POPの枠を超えて広がっています。


韓国での人気は、TWICE全体の知名度に依存する部分が大きいものの、サナの突出した人気を筆頭に、ミナとモモも独自のファン層を獲得しています。
MISAMOの活動は、TWICEの長期的なキャリア戦略の一環としても賢明で、メンバー個々の才能を輝かせる場として機能しています。
日韓両国での活動を両立させる難しさはあるものの、3人の強い絆とプロ意識が今後もユニットを支えるでしょう。

将来的には、さらなる音楽的挑戦やグローバル展開が期待されます。
MISAMOは、K-POPにおける日本人アイドルの可能性を広げ、TWICEの新たな歴史を刻む存在として、今後も目が離せません。
ファンにとっては、彼女たちの成長と進化を見守る喜びが続くことでしょう。