EXIDのハニと精神科医ヤン・ジェウンの関係は、2022年に交際が公になって以来注目を集めてきましたが、2024年9月に予定されていた結婚が延期され、その背景にあるヤン・ジェウンの病院での患者死亡事件が大きな話題となっています。
ここでは、これらの出来事をわかりやすく、詳細に説明します。最後に総評も加えます。
1. ヤン・ジェウンとハニの関係の始まり
ヤン・ジェウンは1982年生まれの精神科専門医で、テレビ番組への出演や放送作家としての活動でも知られる人物です。
一方、ハニ（本名: アン・ヒヨン）は1992年生まれで、K-POPグループEXIDのメンバーとして活躍するアイドルです。
2人の年齢差は10歳で、交際は2018年頃に始まったとされています。
2022年6月、ハニの所属事務所MYSTIC STORYが「2人は4年間交際しており、真剣な関係」と公式に発表しました。
この発表後、2人はSNSで交際1000日を記念した漫画喫茶デートを公開するなど、オープンな関係をアピール。
ファンからは「年の差カップルとして素敵」「お似合い」と応援する声が多かった一方、一部では「精神科医とアイドルの組み合わせが意外」と驚きの声も上がりました。
2. 結婚計画の発表と期待
2024年初頭、ヤン・ジェウンとハニが同年9月に結婚を予定していることが報じられました。
関係者によると、2人は交際6年目を迎え、互いの家族とも良好な関係を築いており、結婚式はソウル市内のホテルで親族や親しい友人だけを招いた小規模なものになる予定でした。
ハニはインタビューで「彼は私の支えであり、一緒に未来を築きたい人」と語り、ヤン・ジェウンも「彼女との時間を大切にしたい」と結婚への意気込みを示していました。
結婚準備が進む中、ハニはEXIDの活動を控えめにしつつソロ活動に注力。
ヤン・ジェウンもテレビ出演を減らし、病院経営と結婚準備に専念している様子が伝えられていました。
この時点で、2人の結婚はファンやメディアから祝福ムードに包まれていました。
3. ヤン・ジェウンの病院で起きた患者死亡事件
状況が一変したのは2024年5月。ヤン・ジェウンが院長を務めるソウル市内の精神科病院で、30代女性患者が死亡する事件が発生しました。
この事件が結婚延期の引き金となったとされています。
事件の経緯
患者は過食症とダイエット薬中毒の治療のため入院していました。入院中、彼女は腹痛を訴えましたが、適切な診断や治療が行われなかったとされています。ある日、彼女の症状が悪化し、看護助手が医師の指示なく安定剤を投与。さらにベッドに拘束された状態で放置され、数時間後に心肺停止状態で発見されました。搬送先の病院で死亡が確認され、死因は「仮性腸閉塞による合併症」と判明しました。
遺族の訴え
患者の家族は「医師が適切な対応を怠った」と主張し、医療過失を訴えました。遺族によると、患者が腹痛を訴えた際、ヤン・ジェウンは病院に不在で、スタッフに指示を出しただけだったとのこと。さらに、遺族は「病院側が診療記録を改ざんし、責任を回避しようとした疑いがある」と指摘。事件後、遺族は病院前で1人デモを行い、「真相究明と責任追及」を求める声を上げました。
警察と国政監査の動き
事件を受け、警察が捜査を開始。2024年10月には国政監査でヤン・ジェウンが証人として召喚されました。彼は「過失はなかった」「治療方針は適切だった」と主張しましたが、議員からは「患者の訴えを軽視したのではないか」「院長としての責任はどうなのか」と厳しい追及を受けました。この時点で、世論は彼に対する批判的な見方に傾き始めました。
4. 結婚延期の発表とその背景
患者死亡事件が明るみに出た後、ヤン・ジェウンとハニの結婚計画に暗雲が立ち込めました。
2024年8月、MYSTIC STORYが「結婚式を無期限延期する」と発表。公式コメントでは「現在進行中の捜査の状況を見守るため、慎重な判断を下した」と説明されました。
延期の背景には、事件による世論の悪化が大きく影響したと考えられます。
SNSでは「こんな状況で結婚なんてありえない」「ハニが可哀想」といった声が飛び交い、ヤン・ジェウンへの批判が強まる一方でした。
また、遺族が結婚式会場近くで抗議デモを計画しているとの噂もあり、2人が結婚を強行する環境ではなかったようです。
ハニはこの時期、公の場から姿を消し、精神的な負担を感じていると報じられました。一方、ヤン・ジェウンは病院経営を続けながら捜査に対応。2人の関係がどうなるのか、注目が集まりました。
5. 2025年3月時点の最新状況
2025年3月19日現在、事件を巡る状況はさらに複雑化しています。
検察が診療記録の改ざん疑惑を調査し始めたことが報じられ、ヤン・ジェウンに対する捜査が本格化。
改ざんが事実であれば、医療過失に加え証拠隠滅の罪に問われる可能性があります。
ハニは2025年初頭から芸能活動を再開し、ドラマ出演やファンイベントで笑顔を見せていますが、ヤン・ジェウンとの関係については一切言及していません。
一部メディアは「2人は距離を置いている」「破局の可能性もある」と推測していますが、公式な発表はありません。
世間では、ハニへの同情的な声が強まる一方、ヤン・ジェウンへの批判は収まらず。
「医師としての倫理観が欠けている」「有名人だから責任を逃れようとしているのでは？」といった意見が目立ちます。
6. 事件と延期が与えた影響
ハニへの影響
ハニは事件の直接的な関係者ではないものの、婚約者であるヤン・ジェウンの問題が自身のイメージに影響を与えました。一時的に活動を休止したことで、ファンからは心配の声が寄せられましたが、復帰後は「強い女性」と評価されることも。彼女の今後の活動や結婚観にどう影響するかは未知数です。
ヤン・ジェウンへの影響
ヤン・ジェウンは医師としての信頼を失い、テレビタレントとしてのキャリアもほぼ終了したと見られています。捜査の結果次第では、医師免許剥奪や刑事罰に直面する可能性もあり、彼の人生は大きな転換点を迎えています。
ファンと世論
EXIDのファン層はハニを支持する一方、ヤン・ジェウンに対しては冷ややかな視線を向けています。一般の韓国社会でも、医療倫理や有名人の責任を巡る議論が活発化し、事件は社会問題として扱われるようになりました。
総評
ヤン・ジェウンの患者死亡事件とハニとの結婚延期は、個人的なスキャンダルを超えて、医療倫理や責任のあり方を問う出来事となりました。
ヤン・ジェウンは精神科医として、また公人としての立場から、患者への対応や事件後の態度で多くの批判を受けています。
診療記録改ざん疑惑が事実であれば、彼のキャリアは壊滅的な打撃を受けるでしょうし、ハニとの関係も修復が難しい状況に陥るかもしれません。
一方、ハニは被害者的な立場に置かれながらも、活動再開を通じて前向きな姿勢を見せています。
彼女がこの試練を乗り越え、アイドルとしてさらに輝くのか、それとも結婚を諦めて新たな道を選ぶのかは、捜査の結末と2人の決断にかかっています。
この事件は、愛とキャリア、倫理と責任が交錯する複雑なドラマとして、多くの人々の記憶に残るでしょう。
2025年3月時点で状況はまだ流動的であり、今後の展開が注目されます。
個人的には、ハニが自身の幸せを最優先に選択することを願いつつ、ヤン・ジェウンには真実を明らかにし、責任を取る姿勢を示してほしいと思います。
