
『ブルーバースデー』とは?
『ブルーバースデー』(原題:블루버스데이 / Blue Birthday)は、2021年に韓国のNAVER TVやWeTVで配信された全16話のウェブドラマです。
この作品は、ファンタジーロマンスとスリラーが融合した新感覚のストーリーで、主人公が初恋相手の死の真相を解き明かすためにタイムリープを繰り返す姿を描いています。
誕生日という特別な日に起きた悲劇を軸に、過去と現在を行き来しながら謎を追う展開が特徴で、短編形式(1話約20~25分)ながら濃密な内容が話題となりました。
主演はRed Velvetのキム・イェリム(イェリ)が演じるオ・ハリンと、PENTAGONのヤン・ホンソク(ホンソク)が演じるチ・ソジュンで、K-POPアイドルの共演が注目されました。
他にも、ヨム・ドンホン(チャ・ウヌ役)、イ・ウンギョン(キム・イソ役)、パク・ソヒョン(イ・ウンジョン役)といった俳優陣が脇を固め、若者たちの青春と葛藤をリアルに表現しています。
監督はパク・ダンヒ、脚本はムン・ウォニョンとク・ソヨンが担当し、『愛の不時着』のプロデューサー、ユン・ヒョンギが制作総括を務めたことで、放送前から期待を集めました。
日本ではABEMAプレミアムで2021年7月30日から独占配信され、2022年には劇場版も公開されるなど、国内外で話題を呼びました。
ここでは、視聴者の口コミや評判を基に、肯定的な意見と批判的な意見を詳しくお伝えします。
BTS(防弾少年団) ジョングク効果?ドラマ「ブルーバースデー」のOSTが再び話題にhttps://t.co/1b0i9KGGEB
— Kstyle (@Kstyle_news) February 8, 2022
ブルーバースデーのOSTまとめ
Heize「On Rainy Days (2021)」
O3ohn「Even days (2021)」
Colde「It’s You」
イェリ(Red Velvet)「It’s You (예리 of Red Velvet Ver.)」
肯定的な意見
1. スリリングで引き込まれるストーリー展開
タイムリープというファンタジー要素と、サスペンス的な謎解きが絶妙に組み合わさったストーリーが、多くの視聴者を惹きつけました。
1話から衝撃的な展開で始まり、毎話ごとに新たな謎や伏線が提示されるため、「次が気になって仕方ない」と一気見する人が続出。
短い話数ながらテンポが良く、無駄のない構成が「サクサク見られる」と好評でした。
ネットの声や反応
「1話目から引き込まれて、一晩で全部見ちゃったよ!展開が早くて最高!」
「タイムリープとサスペンスが混ざってて、続きが気になって眠れなかった。」
「短いのに内容が濃くて、見終わった後も余韻がすごい!」
「謎解きが面白くて、友達と予想しながら見てた。スリル満点だね。」
2. イェリとホンソクの演技が魅力的
主演のキム・イェリム(イェリ)とヤン・ホンソク(ホンソク)の演技が、アイドル出身とは思えないほど自然で感情豊かだと絶賛されました。
イェリはオ・ハリンの切ない心情や成長を繊細に表現し、ホンソクはチ・ソジュンのミステリアスな雰囲気を巧みに演じました。
二人のケミストリーが「青春らしい甘酸っぱさ」を感じさせ、視聴者の心を掴んだとの声が多数です。
ネットの声や反応
「イェリの演技が上手すぎて、泣くシーンで一緒に泣いたよ。すごいね。」
「ホンソクの表情が切なくて、ミステリアスなキャラにぴったりだった。」
「二人の掛け合いが自然で、青春ドラマの雰囲気が最高に良かった!」
「アイドルなのに演技が本格的で、見入っちゃった。感動したよ。」
3. 短編形式で見やすい構成
1話が20~25分程度と短いウェブドラマ形式が、「気軽に見られる」と多くの視聴者に支持されました。
全16話というコンパクトな構成ながら、ストーリーがしっかりまとまっており、無駄なシーンがないと感じる人が多かったです。
忙しい日常の中で「スキマ時間に楽しめる」点が、特に若い層や韓ドラ初心者に好印象を与えました。
ネットの声や反応
「1話が短いから、通勤中に見れて最高!気軽に楽しめたよ。」
「16話で完結するから長すぎず、ちょうどいい長さだったね。」
「短編なのにストーリーが濃くて、無駄がないのがすごい!」
「韓ドラ初心者でも見やすい長さで、すぐハマっちゃった。」
4. 映像美とOSTのクオリティ
ドラマの映像美が「映画のよう」と称賛され、特に青春時代のシーンでの色彩やカメラワークが美しいと話題に。
OSTもHeizeやRed Velvetのメンバーによる楽曲が劇中の感情を盛り上げ、「ドラマにぴったり」と好評でした。
音楽と映像が一体となり、ストーリーの雰囲気を高める効果が視聴者に響いたようです。
ネットの声や反応
「映像がきれいで、青春っぽい雰囲気が素敵だったよ!」
「OSTが切なくて、ドラマのシーンと合ってて感動したね。」
「Heizeの曲が最高!ドラマの感情が倍増して泣けた。」
「映像と音楽がマッチしてて、見てて気持ち良かった。」
5. 感情を揺さぶるテーマ
初恋の喪失や後悔、運命を変えようとする努力といったテーマが、視聴者の感情を強く揺さぶりました。
タイムリープを通じて過去と向き合う姿が、「誰かを救いたい」という普遍的な願いとリンクし、共感を呼びました。
青春の甘酸っぱさと切なさが混在するストーリーが、「心に残る」と多くの人に評価されました。
ネットの声や反応
「初恋の切なさがリアルで、見てて胸が締め付けられたよ。」
「過去を変えたい気持ちが共感できて、泣きながら見た。」
「青春の甘さと苦さが詰まってて、感情が揺さぶられたね。」
「テーマが深いから、見終わっても考えちゃうドラマだった。」
6. サプライズ要素と伏線回収
ストーリー全体に散りばめられた伏線やサプライズが、「最後まで目が離せない」と好評でした。
予想外の展開や意外な真実が明らかになる瞬間が、視聴者に驚きと満足感を与えました。
特に終盤での伏線回収が丁寧で、「よく考えられてる」と脚本の完成度を称賛する声が多かったです。
ネットの声や反応
「サプライズが多くて、毎回びっくりしたよ!面白いね。」
「伏線がきれいに回収されて、見終わった後に納得できた。」
「展開が予想外で、終盤は特にドキドキした!」
「脚本がしっかりしてて、最後まで楽しめたよ。」
<トレンドブログ>「#Red_Velvet」#イェリ、情熱あふれる『ブルーバースデー』ビハインドカットhttps://t.co/fCkc7POXCV pic.twitter.com/CtvYVGN17L
— Korepoコレポ (@Kkorepo) August 24, 2021
批判的な意見
1. 設定に無理があると感じる
タイムリープというファンタジー設定が、「現実味がなさすぎる」と受け入れにくいと感じる視聴者もいました。
特に、過去を変えるためのルールや条件が曖昧に感じられ、「整合性が取れてない」との声が。
ストーリーが進むにつれて展開が強引に思える部分があり、リアリティを求める人には不満が残りました。
ネットの声や反応
「タイムリープの設定が無理やりすぎて、冷めちゃったよ。」
「ルールが曖昧で、なんでそうなるの?って思ったね。」
「面白いけど、現実離れしすぎて感情移入できなかった。」
「展開が強引すぎて、途中で違和感しかなかったよ。」
2. 演技にムラがある
イェリとホンソクの演技は高評価だった一方、一部の脇役の演技が「ぎこちない」と感じる声がありました。
感情的なシーンでの表現が過剰だったり、逆に平板に感じられたりと、ムラがあるとの指摘が。
特にドラマ慣れしていない視聴者には、「演技が浮いてる」と気になる部分があったようです。
ネットの声や反応
「脇役の演技がわざとらしくて、見てて気になったよ。」
「主演はいいけど、他のキャラの演技が微妙だったね。」
「感情シーンが大げさすぎて、ちょっと冷めた。」
「演技にムラがあって、没入感が途切れちゃったよ。」
3. ストーリーが単調に感じる部分も
タイムリープを繰り返す展開が、中盤で「同じことの繰り返し」に感じられ、単調だとの意見が。
謎解きや過去の修正に焦点が当たりすぎて、他の要素が薄れたと感じる視聴者もいました。
特に後半の展開が停滞気味に思え、「テンポが落ちた」と不満を持つ声が聞かれました。
ネットの声や反応
「中盤が単調で、同じことばかりやってる気がしたよ。」
「タイムリープばっかりで、途中で飽きてきたね。」
「後半がだれてきて、テンポが落ちた感じがした。」
「謎解きに偏りすぎて、他の部分が薄かったかな。」
4. 結末に賛否両論
最終回の結末が視聴者の期待と異なる形で終わり、「納得できない」と感じる人が一定数いました。
タイムリープを繰り返した結果が曖昧に感じられたり、感情的な解決が不足したりしたとの声が。
特にハッピーエンドを期待していた視聴者からは、「切なすぎる」と不満が上がりました。
ネットの声や反応
「結末が微妙で、モヤモヤが残っちゃったよ。」
「最後が曖昧すぎて、納得できなかったね。」
「ハッピーエンドが良かったのに、切なすぎてがっかり。」
「終わり方が中途半端で、もう少しスッキリしてほしかった。」
5. 感情移入しにくいキャラ設定
オ・ハリンの行動や決断が、「理解しにくい」と感じる視聴者もいました。
過去を変えるために奔走する姿が一方的すぎたり、感情の起伏が激しすぎたりして、共感しにくいとの声が。
他のキャラクターの背景が薄く、感情移入の余地が少ないと感じる意見もありました。
ネットの声や反応
「ハリンの行動が理解できなくて、イライラしたよ。」
「キャラの感情が激しすぎて、共感できなかったね。」
「脇役の背景が薄くて、感情移入しにくかった。」
「主人公の選択が現実的じゃなくて、置いてかれたよ。」
6. 韓ドラらしい過剰な演出
一部のシーンで、韓ドラ特有の過剰な演出や音楽が「わざとらしい」と感じる声が聞かれました。
スローモーションや大げさなBGMが、ストーリーの雰囲気を損ねるとの意見も。
特にサスペンス要素とのバランスが取れていないと感じ、「もっと自然にしてほしかった」との声が。
ネットの声や反応
「演出が大げさすぎて、逆に冷めちゃったよ。」
「スローモーション多すぎて、ちょっと古臭かったね。」
「BGMが過剰で、サスペンス感が薄れた気がした。」
「韓ドラっぽい演出が気になって、集中できなかったよ。」
総評
『ブルーバースデー』は、タイムリープを軸にしたファンタジーロマンスとスリラーの融合が特徴で、スリリングな展開や主演の演技が多くの視聴者を引きつけました。
短編形式の気軽さや映像美、OSTのクオリティも高く評価され、青春の切なさとサスペンスの緊張感を同時に楽しめる作品として支持を集めました。
一方で、設定の無理さや演技のムラ、単調さを感じる部分、結末への賛否が課題として浮かび上がり、全ての視聴者に受け入れられるわけではない面も。
このドラマは、ファンタジーやスリラーを気軽に楽しみたい人、青春の甘酸っぱさや切なさに浸りたい人に向いており、好みが分かれるものの独自の魅力を持つ一本と言えます。
韓流ウェブドラマの新しい可能性を示した作品として、その存在感は際立っています。