20年にKBSで放送された韓国ドラマの「ボーンアゲイン」です。
主演にチャン・ギヨン、チン・セヨン、イ・スヒョク。
キム・ヨンジン「못다핀 꽃 한송이」
Sondia「Dream」
JeA「보고 싶은 그대니까요」
キルグボング「내게 올 수 없는 너」
イ・チャンソル「Fate」
キム・ボヒョン「별과 달처럼」
20年のKBSといえば暗黒時代と言える状況ですが・・・。
ボーンアゲインは初回4.1%とまずまずのスタートです。
しかし、これが自己最高視聴率。
2話で2%台を記録し、6話以降は3%台に乗せることもなくなりました。
11、12話で自己最低視聴率の1.3%。
最終回も2.4%に終わっています。
若手のドラマですから視聴率が出にくいのは仕方がないかもしれません。
しかし、明らかに視聴率が落ちてしまったのはマイナスです。
実際に評価の高いドラマではありません。
韓国では酷評されていると言っていいぐらい。
低視聴率で評価がイマイチでも、一部のマニア層を形成するようなドラマならいいのですが、そういう作風でもないからな・・・。
ボーンアゲインは過去と現在を行き来するファンタジードラマになります。
しかし、現在と過去の継ぎ目が不十分との声がありますね。
チン・セヨンは考古学者の役になりますが、脚本家の考古学の専門知識が怪しいとも言われています。
脚本家の問題だけでなく、主演の3人が1人2役をうまく消化できていないとの声も。
チャン・ギヨンの演技議論は今回だけではありませんが、チン・セヨンでも消化できていないと言われるんだからな。
それくらい複雑でわかりにくいドラマだったのかもしれません。
実際に演出の評価も低いですからね。
ボーンアゲインこそ「役者目当てで見るならあり」というドラマかもしれませんね。
少なくとも作品性を期待して見るものではなさそうですね。
韓国ドラマはクオリティも高いので、現地で酷評されていてもそれなりに楽しめる作品もあります。
ただ今作に関しては日本でも面白くないという口コミもあるし、役者目当てなど特別な事情がない限り、他のドラマに時間を使った方がいいと思う。
豪華俳優陣の魅力: チャン・ギヨン、チン・セヨン、イ・スヒョクという若手実力派俳優の共演が大きな魅力とされています。特に、チャン・ギヨンの繊細な感情表現やイ・スヒョクのクールで深みのある演技がファンから高く評価されています。「イ・スヒョクの刑事と検事の二役がカッコよすぎる」「チャン・ギヨンの切ない表情に泣けた」という声が多く、彼らのビジュアルと演技がドラマの大きな見どころとなっています。
一人二役の挑戦: 前世と現世で異なるキャラクターを演じる俳優陣の努力が称賛されています。「同じ俳優なのに全然違う雰囲気で驚いた」「一人二役がちゃんと成立してる」と、演技の幅広さに感動する意見が目立ちます。
転生というテーマ: 韓国ドラマでは比較的珍しい「転生」をテーマにした点が新鮮で、「32年という短いスパンでの生まれ変わりが面白い」「前世と現世がどう繋がるのか予想できない展開に引き込まれた」と評価されています。ミステリーとロマンスが融合したストーリーに惹かれる視聴者が多いようです。
ミステリー要素の魅力: 連続殺人事件や過去の秘密が徐々に明らかになる展開が「サスペンス好きにはたまらない」「謎解きが楽しい」と好評です。特に、前世の悲劇が現世にどう影響するのかを見届ける過程がスリリングだと感じる声があります。
切ないラブストーリー: ハウン(チン・セヨン)を巡るジチョル(チャン・ギヨン)とヒョンビン(イ・スヒョク)の愛の三角関係が「切なくて美しい」と感動を呼んでいます。「ジチョルがハウンのために命を捧げるシーンは涙なしでは見られない」「生まれ変わっても愛し合う運命に胸が熱くなった」という感想が寄せられています。
OSTの効果: ドラマの雰囲気を盛り上げるOST(オリジナルサウンドトラック)も好評で、「音楽が感情を増幅してくれる」「切ないメロディーがドラマにぴったり」と、視聴者の心に残る要素として挙げられています。
映像美: 1980年代のレトロな雰囲気と2020年の現代的な背景が丁寧に描かれており、「美術や衣装が凝っていて見ごたえがある」「色彩が美しい」と視覚的な満足度が高いという意見があります。特に、古書店や教会などノスタルジックなセットが好印象を与えています。
ファンサービス: 「チャン・ギヨン目当てで見始めたけど満足」「イ・スヒョクの魅力が全開」と、特定の俳優を応援するファンにとって、彼らの活躍を見られるだけで価値があると感じる声があります。俳優の魅力を堪能できるドラマとして支持されています。
展開のわかりにくさ: 前世と現世を行き来する構成やキャラクターの「覚醒」が視聴者に混乱を与えたとの指摘が多く、「誰が誰で何が目的なのか途中でわからなくなった」「話が飛びすぎてついていけない」と感じる人が少なくありません。特に、中盤以降の展開が唐突で説明不足だと批判されています。
ご都合主義: 「恋愛と復讐のバランスが中途半端」「都合よく骨が落ちてるなんてありえない」と、ストーリーのリアリティや一貫性を欠く部分に不満が集中しています。無理やり話を進める印象を受けた視聴者も多いようです。
ヒロインの魅力不足: チン・セヨン演じるヒロイン(ハウン/サビン)が「受け身すぎて感情移入できない」「二役なのに個性が薄い」と批判されることがあります。難しい役どころであることは理解されつつも、「もっと強いヒロインが見たかった」という声が目立ちます。
前世と現世の差別化不足: 一人二役の設定にもかかわらず、「前世と現世のキャラが似すぎてて違いがわからない」「演じ分けが中途半端」と感じる意見があります。視聴者が期待したほどの変化や成長が見られなかったことが不満につながっています。
低視聴率の反映: 韓国での初回視聴率は4.1%とまずまずだったものの、2話以降は2~3%台、最低1.3%と低迷し、最終回も2.4%に終わりました。「視聴率が低いのも納得」「期待してたほど面白くなかった」と、期待値とのギャップを指摘する声があります。特に、KBSの2020年が「暗黒時代」と言われる中で、さらに厳しい評価を受けたことが話題に。
中盤の失速: 「序盤は面白かったけど中盤でダレた」「終盤のご都合主義的なハッピーエンドが安っぽい」と、ストーリーの勢いが続かなかったとの感想も多く見られます。
冗長な展開: 全32話(16回編成)という長さに対し、「引き伸ばしすぎ」「無駄なシーンが多い」とテンポの悪さを批判する声があります。特に、前世のエピソードが長すぎて「倍速で見ないと耐えられない」という意見も。
OSTの古臭さ: 一部視聴者からは「音楽が時代遅れっぽい」「感動を押し付けてくる感じが苦手」と、OSTが逆にドラマの雰囲気を損ねているとの指摘もあります。
転生の活かしきれなさ: 「転生という面白い設定なのに活かしきれていない」「『嵐が丘』モチーフが不要だった」と、テーマや文学的要素がストーリーにうまく溶け込んでいないと感じる声があります。斬新さを期待した分、深みが足りないとの評価も。
「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」は、豪華キャストと転生というユニークなテーマで注目を集めた一方で、視聴者の期待を完全に満たしきれなかった作品と言えるでしょう。
肯定的な面では、チャン・ギヨンやイ・スヒョクの演技力とビジュアルが際立ち、彼らの一人二役による熱演はファンにとって大きな見どころです。
また、ミステリーとロマンスが交錯するストーリーや美しい映像は、感情に訴えかける力があり、特に切ないラブストーリーを求める視聴者には響く部分があります。
俳優目当てや軽い気持ちで見る分には十分楽しめる要素が詰まっています。
批判的な面では、ストーリーの一貫性やキャラクターの深掘りが不足しており、前世と現世の複雑な構成が視聴者に混乱を与えた点が大きな課題です。
テンポの悪さやリアリティの欠如も相まって、「期待外れ」と感じる人が多かったのは事実です。
韓国での低視聴率も、このドラマが広く受け入れられなかったことを示しています。
総合的に見て、このドラマは「俳優のファンなら楽しめるが、作品性や完成度を求める人には物足りない」という評価が適切でしょう。
ミステリーや転生という題材に惹かれるなら一度見てみる価値はありますが、韓国ドラマの高いクオリティを期待すると肩透かしを食らう可能性があります。
視聴するなら、前半のミステリー要素とキャストの魅力を楽しみつつ、後半は気軽に流し見するくらいのスタンスがおすすめです。
総じて、駄作と傑作の間を行き来する、独特の立ち位置を持つドラマと言えるでしょう。