20年にKBSで放送された韓国ドラマの「おかえり」です。
主演にキム・ミョンス、シン・イェウン、ソ・ジフン、ユン・イェジュら。

ウェブトゥーン原作のドラマになりますね。

おかえりの視聴率は?

当時はKBS暗黒時代が始まったタイミングなのですが、前作「フォレスト」は最終回5.3%なので今思えば悪い数字ではない。
一方の「おかえり」は初回3.6%ですから低めの数字ではありますね。
そしてこれが自己最高視聴率でもある。




2話以降は2%台を記録したのも2度だけ。
最終回で0.8%という地上波ドラマ歴代ワースト視聴率を記録してしまいました。

ちなみに21年に同じKBSドラマ「イミテーション」が0.4%という数字を記録しています。
ただイミテーションは23時20分スタートという遅い時間帯のドラマで、しかも芸能ドラマという特殊性もあります。
22時台に放送される一般的なミニシリーズドラマでいえば、今作が歴代ワースト視聴率になりますね。

おかえりの評価は?

歴代ワースト視聴率を記録したのは残念ですが、そもそもジャンルやテーマの特性上、視聴率が出ないのは仕方がないドラマです。
ウェブトゥーン原作のヒット作はたくさんあるとはいえ、「おかえり」は地上波ドラマで放送されるには大衆性に欠いた作品となっています。

逆に言えばマニア層を形成したドラマとも言えます。
主人公が人間に変身する猫ですから、かなり新鮮なテーマではありますし、マニア層を形成するのも納得です。




キム・ミョンスの人気は言うまでもないですが、シン・イェウンも若手スター候補ですから。
代表作の「A-TEEN」の影響で「ウェブドラマの女神」と言われる女優さんですから、今作との相性も良さそうなヒロインですね。

MBCが「偶然見つけたハル」でウェブドラマ原作&若手スターでヒットさせたわけですが、おかえりはそれに続くことができませんでした。
本当にテレビドラマに合わなかったと言うしかないようなドラマです。




テレビドラマに向かないというだけであり、ストーリーも演出も評価が悪いわけではないですからね。
ジャンルやキャストが好きなら見てみるのも良さそうなドラマです。
ウェブドラマだったら違った評価だったでしょうね。