「問題物件」は、2025年1月15日からフジテレビ系列の「水曜22時枠」で放送中の日本の連続ドラマで、上川隆也が主演を務める不動産ミステリーです。
原作は大倉崇裕のミステリ小説で、自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな問題を抱えた物件を扱う異色の作品です。
第7話「居座られた部屋」は2025年2月26日に放送され、若宮恵美(内田理央)と犬頭光太郎(上川隆也)が、タワマン計画の立ち退きを拒む住人・猪俣広巳(五頭岳夫)とその背後に潜む暴力団「太平洋組」の謎に迫るエピソードです。
以下に、第7話の感想や口コミを肯定的な意見と批判的な意見に分けて詳しくまとめ、最後に総評をお届けします。
立ち退き問題に暴力団が絡む展開がスリリングで、ミステリーとしての引きが強かった。毎回予想外の方向に進むのが楽しい。
猪俣がただの頑固者じゃなくて裏に大きな秘密を抱えている設定が良かった。話が進むにつれて深みが増していく。
恵美と犬頭がビルに乗り込むシーンがハラハラして、アクション要素もあって見応えがあった。
内田理央の恵美がどんどん可愛く見えてくる。ビビりながらも頑張る姿が愛おしくて、物語の中心として輝いている。
上川隆也の犬頭が相変わらず謎めいていてカッコいい。冷静沈着な推理力と行動力が光っていた。
五頭岳夫の猪俣が怪演すぎる。頑固で不気味な雰囲気から裏の顔が見えた瞬間、鳥肌が立った。
不動産問題に暴力団が絡むのは現実味があって興味深い。タワマン開発の裏側を描く視点が新鮮だった。
居座る住人の心理や、追い出し屋との対立がリアルに感じられて、社会的なテーマとして考えさせられた。
犬頭の「物件には物語がある」という言葉が今回は特に響いた。物件一つ一つに隠されたドラマが魅力だ。
暴力団のビルに潜入するシーンの暗い照明や緊迫した音楽が雰囲気を盛り上げていて、映画みたいな臨場感があった。
犬頭と恵美の掛け合いが軽妙で、シリアスな展開の中でもホッとできる瞬間が上手く挟まれている。
タワマンの豪華さ対比して、猪俣の古びた部屋のコントラストが視覚的に印象的だった。
船越英一郎の大島社長が怪しさを増してきて、物語全体への影響力が気になってきた。存在感がすごい。
宮世琉弥の雅弘が今回は控えめだったけど、恵美との関係性が少しずつ変化してるのが面白い。
浜野謙太の探偵役が犬頭との会話でいい味を出していて、脇役のバランスが絶妙だ。
暴力団の全貌がまだ見えない終わり方で、次が気になる展開だった。謎が深まるほどハマっていく。
恵美と犬頭のコンビがどうやってこの難局を切り抜けるのか、期待が高まる終わり方が良かった。
犬頭の過去や正体に少し触れそうな雰囲気が出てきて、物語の核心に近づいてる感じがする。
暴力団が絡む設定が急に出てきて唐突に感じた。不動産ミステリーなのにヤクザ映画みたいで違和感がある。
猪俣がそこまで居座る理由が曖昧で、もっと説得力が欲しかった。動機が弱いと感情移入しづらい。
恵美たちが簡単に暴力団のビルに乗り込めるなんて現実的じゃない。危なすぎてドラマっぽさが強すぎる。
恵美がビビりすぎてて、見ていてイライラする場面がある。もう少し成長してほしい。
犬頭の推理がいつも都合よく進みすぎ。なんでも解決できるスーパーマンみたいでリアリティが薄れる。
猪俣のキャラが不気味すぎて気持ち悪いだけだった。もう少し人間味があれば良かったのに。
前半の立ち退き交渉がダラダラしてて、後半の急展開との落差が激しすぎる。もっと均等に進めてほしい。
暴力団が出てきてから話が急に重くなって、軽い不動産コメディだった雰囲気とのギャップが大きい。
サブキャラの出番が少ない回だった。大島社長や雅弘の動きがもっと見たかった。
暴力団のビル潜入シーンがチープに感じた。セットや演出が安っぽくて緊張感が薄れた。
犬頭と恵美の掛け合いが今回はくどくて、シリアスな場面とのトーンが合ってない気がした。
話の流れが強引で、暴力団が出てくる必然性が感じられなかった。無理やり盛り上げようとしてる感がある。
不動産問題を扱ってるのに、結局暴力団との対決にシフトしてしまってテーマがブレてる。
社会的なメッセージ性が薄い。立ち退き問題の深刻さをもう少し掘り下げてほしかった。
犬頭の物件へのこだわりが今回は背景にしかならなくて、メインの魅力が活かされてない。
もっと奇妙な物件の謎解きを期待してたのに、ヤクザとの戦いになってがっかりした。
第7話まで来て展開がマンネリ化してきた感じ。新しい驚きが少なくて飽きてきた。
犬頭の正体に迫る話が進まないのがモヤモヤする。そろそろ核心が見たい。
「問題物件」第7話「居座られた部屋」は、不動産ミステリーに暴力団という新たな要素を加えた意欲的なエピソードで、視聴者を引き込む力は健在でした。
肯定的な意見では、ストーリーの緊張感やキャラクターの魅力、特に内田理央の恵美と上川隆也の犬頭のコンビネーションが好評です。
立ち退き問題に隠された裏の事情や、猪俣という謎めいた住人の存在がドラマに深みを加え、演出の雰囲気作りや次回への期待感も高く評価されています。
不動産という身近なテーマに社会的なリアリティを絡めた点も、視聴者に考えるきっかけを与える魅力となっています。
しかし、批判的な意見からは、暴力団の登場による現実感の薄さやストーリーのバランスの悪さ、キャラクターの行動への違和感が目立つ結果に。
テーマがブレてしまったと感じる声や、テンポの乱れ、演出の粗さが気になる人も多く、期待していた不動産ミステリーの独自性が薄れたとの不満も見られました。
特に、犬頭の正体や物語の核心に迫る進展が遅い点は、第7話という中盤を過ぎたタイミングでの課題として浮かび上がります。
総合的に、第7話は「問題物件」らしい奇抜さとミステリーの緊張感を保ちつつも、新たな展開への挑戦が賛否を分けた回と言えるでしょう。
個人的には、恵美と犬頭の掛け合いや猪俣の不気味さが楽しめた一方、暴力団の導入が少し強引でテーマが散漫になった印象を受けました。
それでも、ドラマ全体の独特な世界観やキャラクターの魅力は失われておらず、次回への伏線として機能している点は評価できます。
不動産ミステリーの奇妙さを愛する人には引き続き楽しめる一方、本格的なミステリーや深い社会性を求める人には物足りなさが残るかもしれません。
今後の展開で、犬頭の過去や恵美の成長がどう描かれるかに注目しつつ、物語の軸がブレないことを期待したいです。