韓国ドラマ「私のおじさん」の主人公であるドンフンです。
このドラマは、ドンフンがとても素敵でかっこいい作品ですね。
ドンフンを演じているイ・ソンギュンの声が素敵なのも良い。(韓国の人には発音が聞き取りにくいところもあるようですが)
元々はドンフンを失脚させるために近づいたジアンです。
そのために盗聴プログラムを仕込んだので、24時間盗聴されたかもしれないドンフンですが・・・。
盗聴を通じてドンフンの人柄に触れジアンの心も動かされていくわけですね。
ジアンの辛い境遇を知り助ける人はこれまでもたくさんいたようですが、ドンフンほど心からジアンを思ってくれた人はいない。
特にジアンに人殺しの過去があることを知ったときも「自分でも殺しただろう」と擁護しました。
それだけでなくジアンの借金返済まで申し出ましたからね。(結果、ジアンはト・ジュニョンから受け取ったお金で返済してしまった)
ドンフンが凄いのはこれらを恋愛感情や下心がなしでできることですね。
大切な部下であれば正当防衛判決されている殺人の擁護まではできるかもしれませんが・・・。
直接、債権者に借金の返済を申し出るなんて、なかなかできないよな。(ジアンに申し出るなら、まだわかるけど)
下心がないからこそできるようなことだ。
第三者から見て盗聴されて恥ずかしいようなこともなかったですからね。
感情を爆発させたのもユニに不倫を問い詰めたときだけでしょう。(あとは対グァンイルのとき)
盗聴されたことを知っても、真っ先にジアンを助けることを選択した男。
盗聴されていることを知らなくても、常に素晴らしい人格でいたのは信じられないことだ。
ジアンだけでなくグァンイルの心も動かすぐらいですからね・・・。
地元の仲間との関係も良好、仕事もできて社内での人望も厚いなど、完璧人間に見えるドンフンですが。
必ずしも完璧な人間ではありませんでした。
まずは間違って送られてきた賄賂を自分のものにしようとした。
まあ、賄賂を盗んだというよりも、盗むことを躊躇していた段階だから悪いこととまでは言えない。
一方で良い夫ではなかったことは確かでしょう。
元々、妻子よりも母と兄弟を大切にしていたようですからね。
これも悪いことではないけど、良い夫ではないという意味で完璧な人間ではない。
最終回でも孤独になって涙を流すシーンがあったドンフンです。
一方でジアンにはこれまでに見せたことのない笑顔を見せていましたね。
ジアンとドンフンの立場が逆転して、今度はドンフンがジアンに恋をしていく展開になってもおかしくない結末でした。
なんにしても、ドンフンは男から見てもかっこいい男でしたからね。
ドンフンに憧れて若い女性社員にかっこいいところを見せようとするおじさんも多かったことでしょうw
計算してもできないようなことをやってのけた、非現実的なキャラクターである。