名作ドラマとして評価されている「私のおじさん」です。
日本でも評価が高いドラマですが、実際に見てみると「見るのをやめようか」と思うようなドラマでもある。
そこも口コミ通りなわけですが、とにかく序盤の印象が悪いドラマですね。
韓国ドラマといえば、程度の差はあれ面白くなるまで時間がかかるのが一般的です。
シチュエーションコメディ化している日本のドラマは1話も最終回もあまり変化がないですが、韓国ドラマはそうではないですからね。
一般的に序盤が面白くない理由はストーリーがあまり動かず、本格化するまで時間がかかるからだと思いますが。
「私のおじさん」はそれに加えて、とにかく暗いことが見るのが嫌になる理由です。
登場人物のほぼ全員が人生下り坂だし、いつもイライラしているキャラもいるし、女性に暴力を振るうシーンもあるし。
だから嫌になるんですよね。
私のおじさんが面白くなるタイミングというのは、いくつかあると思います。
ドラマのタイトル通り、主人公のドンフンがジアンにとって「私のおじさん」になっていく過程ですね。
ジアンがドンフンへの好意を強くしていくたびに面白くなるイメージです。
一般的に言われるのが、おばあちゃんと月を見に行くのをドンフンが助けるシーンですね。
この辺りから面白くなると言われることが多いと思います。
個人的にはもう少し先で、ジアンが作中初めて笑顔を見せるシーンがお気に入り。
そしてジアンのドンフンへの好意がピークに達するシーン。
ドンフンがグァンイルと対峙するところで、ここから本格的に面白くなると思います。
これがきっかけでジアンはドンフンに対して完全に心を開いたわけですね。
その他のキャラクターにも変化が見られ、ドラマも面白くなっていきます。
ジアン&ドンフンの2人の比重が大きくなっていくのも良いところ。
ちなみにこのシーンが放送されたのは現地基準で言うと9話。
全16話のドラマですから折り返しも過ぎていますね。
それくらい面白くなるのに時間がかかるドラマだと思う。
面白くないだけならまだしも、暗い雰囲気で見るのが嫌になるから困るんですよね。
そこを我慢すると面白くなるし、見終わった印象が良いドラマなのでおすすめの作品。
韓国ドラマといえば、最終回の終わり方が悪いことも多いけど「私のおじさん」はきれいに終わるのは良いところです。
非常に評価が高いドラマなのでなんとか前半を乗り越えて見てもらいたい作品ですね。