19年にKBSで放送された韓国ドラマの「会社行きたくない」です。
主演にキム・ドンワン、ハン・スヨン、ソ・ジュヨンら。
実質ソ・ジュヨンのドラマ。

会社行きたくないの視聴率は?

会社行きたくないは火曜日の週1放送。
放送時間も夜の23時過ぎですから、いくら地上波ドラマでも視聴率はでない。




初回2.4%のスタートで、3話の2.6%が自己最高視聴率。
6話で1%台に落ちると9話で自己最低視聴率の1.5%。
最終回も1.7%となっています。

会社行きたくないの特徴

とても印象的なタイトルのドラマですが、普通のドラマとは大きく違う点があります。
そもそもドラマを制作しているのがドラマ局ではなく教養局になるようです。
よってドキュメンタリー風の演出になっているのが特徴的ですね。




このドキュメンタリー風なのがクセ者で・・・。
キャラクターのインタビュー描写がありますが、あれは斬新な演出だし個人的にも好き。

でも女性芸人のネタみたいなやつとか、討論番組のミニコーナーもあります。
これらをエンディングのあとにやってくれればいいのですが、ドラマの途中でやるから没入度は下がると思う。
僕は下がった。

会社行きたくないの感想

「会社行きたくない」というタイトルを聞くと、家でグダグダやっているようなイメージを受けたのですが。
実際にはプライベートの描写はほぼゼロで、ほぼすべてがオフィスを舞台にしたオフィスドラマになります。
社内恋愛も匂わせ程度ですね。(プライベート描写がないからそうなるわな)

会社行きたくないというのは、会社員の哀愁を描いたドラマということです。
そして痛快劇というわけでもないので、問題がうまく解決して終わるばかりでもない。




痛快劇と告知されている意味がわかりませんが、本当に痛快劇ではありません。
痛快劇というよりも問題提起が主となるドラマですね。
韓国ドラマには珍しい1話完結型で日本のドラマみたいな印象を受けたけど、問題提起で終わるところを見ると日本のドラマとは違いました。

主人公のキム・ドンワンも特に優秀な描写があるわけではないですからね。
優秀なキャラクターっぽいけど、終わってみればそれっぽい描写はない。
男前なので彼目当てで見るのも良さそうだけど、意外と仕事面で活躍の場が少ない気がする。




会社員の哀愁を描くという面ではよくできたドラマだと思います。
でもすっきりと終わるばかりではないので、面白いかと言えば好みは分かれるでしょうね。
僕はミニコーナーが余計だと思う。(あってもいいけど結末のあとにやってほしい)

タイトルからイメージするような、キャラが「会社行きたくない」と苦悶しているドラマではない。
そしてコメディ色も特に強くない。
本当に会社員の辛いところを描いたオフィスドラマです。




「会社行きたくない」はソ・ジュヨンに感情移入するようなドラマですかね。
今作のソ・ジュヨンはキャラもかわいらしいですし、キムサブシリーズでも人気のキャラですから彼女目当てで見るのがいいかな。
「平凡な会社員に密着する」というテーマを考えればよくできたドラマだとは思うけど、キャスト目当て以外だとおすすめはしにくいタイプかな。
間違ってもコメディとか痛快劇を期待しちゃダメ。