私たちのブルース

22年にtvNで放送された韓国ドラマの「私たちのブルース」です。
キム・ヘジャ、イ・ビョンホン、シン・ミナ、チャ・スンウォン、ハン・ジミン、キム・ウビンら豪華キャストによるドラマです。


これだけのメンバーが揃うのも、オムニバスドラマという特異性があってのこと。
またイ・ビョンホン、ハン・ジミン、シン・ミナは「HERE」というドラマで共演予定だったのですが、コロナの影響で海外ロケができず無期限延期になった影響がある。
それにしても凄いメンバーだ。

私たちのブルースの視聴率は?

前作「二十五、二十一」が高視聴率だった影響もあり、初回は7.3%と高視聴率でのスタートです。
5話で自己最低視聴率7.12%。
5話はノ・ユンソ、ペ・ヒョンソンという他のエピソードに比べると知名度に劣る若手の回という影響はあるのかも。




10話で初の二桁視聴率を記録すると、その後も最終回まで二桁をキープしました。
最終回で自己最高視聴率14.59%を記録し、有終の美を飾っています。
キャストが豪華でも視聴率がコケるドラマも珍しくはないのですが、今作は文句なしの成功ですね。

私たちのブルースの評価は?

田舎の日常系ドラマなので、イメージとしては平和そうな印象を受けます。
きれいな風景が好評のドラマではありますし。
とはいえ、それぞれ重たい事情を持ったキャラクターのドラマになります。

特に注目ポイントとしてあげられるのが本当に障害を持っている俳優が起用されている点です。
聴覚障害のイ・ソビョルと、ダウン症のチョン・ウンヘですね。




聴覚障害も知的障害もさほど珍しいキャラクターではないのですが、実際に障害を持っているキャストが出演している唯一の韓国ドラマでしょう。
ですからドラマといえど、ドキュメンタリーのような印象にもなるとされる作品です。
そして障害を持つ子の親から、非常に共感されたとされますね。

ちなみに、うつ病がテーマのエピソードもあります。
うつ病のキャラクターも珍しくはないけど、そこまでスポットが当たるわけでもないですからね。
今作はシン・ミナがうつ病を患っている役を演じていますから、スポットもあたっています。

脚本家のノ・ヒギョンは癖のあるヒューマンドラマを描く人とはされますが・・・。
今回は障碍者やうつ病をテーマに描き、相変わらず強いメッセージを発したようですな。




ただ称賛ばかりではなく、好き嫌いが分かれるテーマもあり。
特にノ・ユンソとペ・ヒョンソンの婚前妊娠や中絶は批判も強いところ。

なんにしても難しいテーマを扱い、自らのメッセージを込めたのはノ・ヒギョン作家ならではだと思う。

ちなみに、長く交際しているシン・ミナとキム・ウビンの初共演作になるわけですが。
残念ながら作中で、これといった接点はないようですね。
シン・ミナはイ・ビョンホンと、キム・ウビンはハン・ジミンとのロマンスです。




良くも悪くも重たいメッセージが込められたドラマなので、気軽に見るドラマというわけではなさそうです。
ただ最終回のイ・ビョンホン、キム・ヘジャも非常に評価が高いですからね。
これだけのキャストが集まるドラマもないですから、興味があるなら見てみると良さそうなドラマです。

私たちのブルースの日本での評判や口コミのまとめ

以下Grokの引用記事です

「私たちのブルース」口コミ・評判
肯定的な意見

豪華キャスト: イ・ビョンホン、チャ・スンウォン、ハン・ジミン、シン・ミナ、キム・ウビンなど、豪華なキャスト陣が集結しており、その演技力が高く評価されています。特に、イ・ビョンホンの演技は感動的と称賛されています。

人間ドラマの深み: 済州島を舞台にしたオムニバス形式のヒューマンドラマで、各エピソードが個々のキャラクターの人生を丁寧に描いています。視聴者はそれぞれのキャラクターの苦悩や喜びに共感し、深い感情移入が可能です。
脚本と演出: ノ・ヒギョンの脚本とキム・ギュテの演出が絶賛されており、物語のテンポや視聴者の心を揺さぶるシーン作りが巧みです。過去と現在が交差するストーリーテリングも魅力です。

ビジュアルと音楽: 済州島の美しい風景とOSTが物語を引き立て、視聴体験を豊かにしています。

批判的な意見

長さと構成: 全20話という長さが視聴者の中には重荷と感じる人もおり、オムニバス形式が混乱を招く場合があります。特に、登場人物が多くて名前や関係性を覚えるのが大変という声も。

テーマの重さ: 一部では、扱うテーマの重さが視聴者によっては受け入れられないこともあります。特に、家族の問題や社会的問題を深掘りするエピソードが苦手だという意見も。

キャラクターの描き方: すべてのキャラクターが同等に描かれているわけではなく、特定のキャラクターのストーリーが過剰に注目される傾向があるという批判もあります。

終わり方: 最終回に向けての結末の処理について、期待に応えられなかったと感じる視聴者もいます。

総評

「私たちのブルース」は、その豪華なキャストと深みのある人間ドラマで高く評価されました。特に、韓国のドラマ界の重鎮たちが集結したことで、視聴者の期待を超える演技とストーリーテリングが実現しています。ただし、長尺とオムニバス形式による視聴の難しさ、およびテーマの重さが一部視聴者に受け入れられにくい面もあります。全体として、このドラマは韓国ドラマ愛好家にとっては必見の作品であり、人生の多様な局面を描く芸術的な表現が評価されています。しかし、好みが分かれる部分もあり、視聴者のバックグラウンドや好みによって評価が異なるでしょう。