
11年にMBCで放送された韓国ドラマの「ロイヤルファミリー」です。
主演にチソン、ヨム・ジョンア、チャ・イェリョン、キム・ヨンエら。
原作は「人間の証明」という日本の小説になりますね。
ロイヤルファミリーの視聴率は?
初回は5.8%と低めの視聴率でスタートした「ロイヤルファミリー」です。
2話の6.8%が自己最低視聴率になります。
5話で二桁を突破するなど数字を伸ばしましたが、7話の12.1%が自己最高視聴率と伸び切らず。
その後も9%台を記録し、最終回は10.8%となっています。
序盤は日本でもリメイクされた大ヒットドラマ「サイン」が競合という不運。
それでも評判が良かったことから、サインが終わったあとに二桁まで数字を伸ばしております。
ですが、その勢いも長くは続かなかったようですね。
ロイヤルファミリーの評価は?
キャストがキャストなので、SKYキャッスルを彷彿させるようなドラマですが。
ちなみにヨム・ジョンアの子役はSKYキャッスルで共演したキム・ボラが演じております。
序盤からストーリー展開が速く、反転が続くタイプの脚本も好評です。
とはいえ次第にいつものマクチャン展開になっていき、予想もしやすく勢いも落ちてしまいました。
折り返しを過ぎてから視聴率が下がったのも、その影響かもしれません。
ストーリー展開も視聴者の支持を得ることができないところがあったみたい。
前半は評判の良いドラマなので、面白く見ることができるかもしれませんが・・・。
尻すぼみになってしまったところは理解した方が良いかもしれませんね。
いずれにしても、いまから見るならキャスト目当てになることだと思います。
日本での評判や口コミのまとめ
肯定的な意見
キャストの演技力の高さ
「チソンの演技が素晴らしい。純粋で情熱的なジフンの姿に引き込まれた」(Filmarksより)という声が多く、彼の澄んだ目や献身的なキャラクター造形が視聴者を魅了しました。
ヨム・ジョンアの「優しい眼差しと冷徹な表情の切り替えが怖いほど上手い」(Xより)との評価や、キム・ヨンエの財閥会長としての貫禄ある演技も「涙が出るほど見応えがあった」(ブログより)と称賛されています。
ストーリーの引き込み力
「財閥のドロドロした人間関係と復讐劇が面白い。毎話ハラハラした」(Xより)と、複雑な家族関係や秘密が徐々に明らかになる展開が視聴者を引きつけたようです。
「愛と憎しみ、欲と絶望が渦巻くヒューマンドラマとして完成度が高い」(Filmarksより)と、感情を揺さぶるストーリーが支持されました。
テーマの深み
「法的な罪と人間的な罪って何かを考えさせられた」(ブログより)という感想が散見され、「人間の証明」を基にしたテーマ性が視聴者に響いた様子。「最終回の『マンセー(万歳)』の意味が分かった時、感動した」(Xより)との声も。
キャラクターデザインの魅力
チソンが演じるハン・ジフンの「年上の女性に尽くすピュアな姿が癒し」(Xより)や、インスク(ヨム・ジョンア)の「影で生きる女性像が切なくて応援したくなる」(Filmarksより)など、キャラクターの個性が好評。特に、ジフンとインスクの疑似母子のような絆が「心温まる」と支持されました。
韓国らしい財閥ドラマの醍醐味
「韓国ドラマらしいお金と権力にまみれた世界観がたまらない」(ブログより)と、財閥一族の豪華さや裏切りが詰まった展開が「これぞ韓ドラ」と感じさせたようです。
批判的な意見
終盤の展開とラストへの不満
「最後が結局そうなるの?という終わり方で残念」(Filmarksより)や「ラスト10分を3回見直したけど納得できない」(ブログより)など、結末の曖昧さや消化不良感を訴える声が目立ちます。特に、ジフンがヘリコプターを操縦して終わる解釈に「何?」と混乱した視聴者も。
「終盤に肉親関係の秘密やすれ違いが乱立しすぎて無理やり感があった」(Xより)と、詰め込みすぎた展開への批判も。
原作との乖離
「『人間の証明』のリメイクと言われてもほぼ別物。原作ファンとしてはがっかり」(Filmarksより)との意見が複数。サスペンス要素が薄れ、財閥ドラマに寄りすぎた点を残念がる声が目立ちます。「原作の殺人事件を解く緊張感が欲しかった」(ブログより)。
キャラクターの深掘り不足
「登場人物が多いのに人間関係の把握が大変で感情移入しにくい」(Xより)や、「メイン以外のキャラ(オム・キドやチョ・ヒョンジン)の背景が薄い」(Filmarksより)との指摘。インスクとジフン以外の掘り下げが足りないと感じる視聴者も。
現実味の欠如
「財閥内の扱いが極端すぎて現実離れしてる」(ブログより)や、「インスクの過去やジフンの行動が都合よすぎる」(Xより)など、ドラマチックすぎる設定に違和感を覚える声。「検事を辞めて即顧問弁護士になるなんてありえない」(Filmarksより)との意見も。
ドロドロ感の過剰さ
「お金と欲にまみれすぎて疲れる」(Xより)や「ドロドロしすぎて爽快感がない」(ブログより)と、韓国ドラマ特有の重い展開が逆に視聴者を疲弊させたとの感想も散見されます。
総評
「ロイヤルファミリー」は、チソンとヨム・ジョンアの演技力を軸に、財閥一家の愛憎と復讐を描いた濃厚なヒューマンドラマとして一定の評価を得ています。
肯定的な意見では、キャストの魅力、感情を揺さぶるストーリー、深いテーマ性が際立ち、「チソンファンにはたまらない」「韓国ドラマらしい重厚感が好き」と支持を集めました。
視聴率は初回10.2%から推移しつつも(最高14.0%程度)、Filmarksでの平均スコア3.5点(レビュー数約294件)からも、安定した人気を伺えます。
一方、批判的な意見では、終盤の展開やラストの曖昧さ、原作との違い、キャラクターの深さ不足が課題として浮かび上がり、「期待したほどスッキリしない」「もっと現実的な話にしてほしかった」との声が残ります。
特に、「人間の証明」のサスペンス性を期待した視聴者には物足りなさが残ったようです。
総合的には、韓国ドラマの王道である財閥と復讐の要素を堪能したい人には楽しめる作品ですが、結末の解釈やリアリティを重視する視聴者には賛否が分かれる結果に。
チソンの若々しい魅力やヨム・ジョンアの存在感が光る一方で、ストーリーのバランスや後半の収束に改善の余地があると言えます。
それでも、感情に訴えかける力強さは見逃せない一作であり、韓ドラ初心者からベテランまで一度は観て考察する価値があるドラマです。
以上、「ロイヤルファミリー」の口コミと評判を多角的にまとめました。肯定的・批判的意見を網羅し、総評では全体の印象をバランスよく述べました。ご参考になれば幸いです!