ネットフリックスのオリジナルドラマ「ザ・グローリー」を見ました。
主演にソン・ヘギョ、イ・ドヒョン、イム・ジヨン、パク・ソンフンら。
韓国ではネットフリックス最大の興業作と言われる、大ヒットドラマですね。
「トッケビ」などでお馴染みのキム・ウンスク脚本。
キム・ウンスク作家の作品は避けてきたのですが(ジャンル的に興味が薄いのもあるけど)今作はロマンス系ではないので見てみました。
そしてイム・ジヨンが好きなので、彼女の代表作であり出世作というのも大きな理由。
ザ・グローリーの感想ですがシーズン1(前半8話)は面白いけど、シーズン2(後半8話)は没入度が落ちました。
良いところは悪役(学校暴力の加害者5人)に魅力を感じましたね。
キャラクター的な魅力があったと言っていいのかわかりませんが、少なくとも彼らのエピソードは退屈しなかったです。
逆に悪かった点が主人公側のキャラクター&エピソードに魅力を感じなかったところ。
特にロマンスはいらないですね。
100歩譲って興行的にロマンスは仕方ないにしても、ソン・ヘギョとイ・ドヒョンは合わない。
イ・ドヒョンは見た目が子供っぽいですし、キャラの雰囲気も優しいので作品の暗い雰囲気に合わなかったと思います。
そもそもキャラクター年齢が35歳ということなので、実年齢より6歳上の役を演じていることになる。
キャラ年齢に合わせたキャスティングをした方が良かったのではと思わされる。
逆にソン・ヘギョはキャラクター年齢より6歳年上で、イム・ジヨンら加害者は実年齢より上の役を演じている人が多く、同い年に見えない。
ただソン・ヘギョは被害者として苦労してきたので、加害者の方が若く見るのは悪くないかな。
そういう意味でも被害者であるイ・ドヒョンの子供っぽさはマイナス要素。
またヨム・ヘランのキャラクターも協力者として行動していたときはいいのですが・・・。
終盤になるとドラマの本筋とは関係のない、独自のストーリーになっていったのはマイナス要素。
主演キャラではあるのですが、僕は没入度が下がった原因になりました。
また、良くも悪くも主人公のお母さんが嫌われキャラですし、主人公側のエピソードが没入度を下げた理由になってしまった。
ザ・グローリーの結末については悪くないと思いました。
加害者の結末も良い落とし所だったのではないかな。
特にイム・ジヨンが味わう地獄は、彼女の好演もあって良い結末になったと思います。
ただ最終回に関してもロマンスが余計な気がしちゃいましたね。
この点は作品を通じて魅力を感じなかったところ。
全体的に楽しめたドラマではあるのですが、前半の方が面白いと感じた作品です。
もっとロマンスの比重を減らして復讐や加害者の結末にスポットを当ててくれた方が良かったですね。
正直、期待値の高さを思うと物足りなさも残ったドラマでした。