逆賊 韓国ドラマ感想＆評価＆OST！ユン・ギュンサンの英雄像と燕山君に賛否両論

韓国ドラマ「逆賊～民の英雄ホン・ギルドン～」の感想と評価を徹底解説

概要

「逆賊～民の英雄ホン・ギルドン～」（原題：역적: 백성을 훔친 도적）は、2017年1月30日から5月16日まで韓国のMBCで放送された時代劇ドラマです。
ユン・ギュンサン（ホン・ギルドン役）、チェ・スビン（ソン・ガリョン役）、キム・ジソク（燕山君役）、イ・ハニ（チャン・ノクス役）が主演を務め、16世紀の朝鮮王朝を舞台に、奴婢の息子ホン・ギルドンが暴君・燕山君に立ち向かい、民の英雄となる物語が描かれます。
実在の義賊ホン・ギルドンをモチーフに、怪力を持つ少年が家族を守り、民衆のために戦う姿を、アクション、恋愛、家族愛を通じて壮大に表現。

この記事では、「逆賊」の感想と評価を、肯定的な意見と批判的な意見に分けて多角的に紹介します。
ストーリー、キャラクター、演技、演出、テーマなど、さまざまな視点から掘り下げ、視聴者のリアルな声を交えて解説します。

逆賊のOSTまとめ

アン・イェウン「봄이 온다면」

チョン・イングォン「봄이 온다면」

イ・ハニ「길이 어데요」

ユ・ソンウン「그대 꽃」

コン・ミンジ「사랑하고 싶었던거야」

アン・イェウン「상사화」

チェ・ユナ「사랑이라고」

キム・サンジュン「익화리의 봄」

ジャンビナイ「담담히 적시고나 」

ヨン・ギュソン「새날」

チェ・スビン「사랑이라고」

「逆賊～民の英雄ホン・ギルドン～」に対する肯定的な意見

1. 壮大なアクションと映像美が圧巻

「逆賊」は、ホン・ギルドンの怪力を活かしたアクションシーンが大きな魅力です。
剣術や格闘、集団戦は、ダイナミックなカメラワークとワイヤーアクションで「映画のような迫力」と高く評価されています。
特に、燕山君の軍勢との戦いや、盗賊団の襲撃シーンは、「手に汗握る」と視聴者を引き込みました。
監督キム・ジンマンの演出と、朝鮮の山岳や集落を活かした映像美が、時代劇のスケールを際立たせました。

視聴者からは、「アクションだけで何度も見返したくなる」との声が多数聞かれました。

ネットの声や反応

「ギルドンの怪力アクション、めっちゃカッコいい！映画みたいで興奮したよ。」
「戦闘シーンの迫力、ほんとすごい。カメラワークが神すぎるな！」
「朝鮮の風景、めっちゃ綺麗で引き込まれた。映像美に毎回感動！」
「アクションのテンポ最高！ギルドンの戦い、毎回テンション上がるよ。」

2. ユン・ギュンサンの初主演の輝き

ユン・ギュンサン（「六龍が飛ぶ」で注目）が演じるホン・ギルドンは、純粋で熱い英雄像が好評でした。
奴婢の息子としての葛藤、家族への愛、民衆を守る信念を、表情やアクションで力強く表現。
特に、父アモゲとの絆や、燕山君との対決シーンは、「ユン・ギュンサンのカリスマが爆発」と称賛されました。
視聴者からは、「初主演とは思えない存在感」と、彼の成長と演技力に感動した声が。

ネットの声や反応

「ユン・ギュンサン、めっちゃハマり役！ギルドンの熱さに心掴まれたよ。」
「あの優しい笑顔から戦う目つきへの変化、めっちゃ上手い。惚れた！」
「初主演でここまでやるなんて、ほんとすごい。ギルドン最高だな！」
「六龍のムヒョルもよかったけど、ギルドンは別格。ユン・ギュンサン天才！」

3. 家族愛と民衆の視点が心に響く

ホン・ギルドンと父アモゲ（キム・サンジュン）、妹ガリョン（チェ・スビン）との家族愛が、物語の核として高く評価されました。
奴婢の過酷な境遇や、民衆の苦しみを丁寧に描き、「民のための英雄」の信念が共感を呼びました。
特に、アモゲが家族を守るために命をかけるシーンは、「涙なしでは見られない」と感動的。
視聴者からは、「家族と民衆の視点が新鮮」と、時代劇の新たな魅力に称賛の声が。

ネットの声や反応

「アモゲとギルドンの親子愛、めっちゃ泣けた。家族のために戦う姿、最高！」
「民衆の苦しみ、めっちゃリアルで心に刺さった。ギルドン、応援したくなるよ。」
「ガリョンとの兄妹愛、めっちゃ温かい。こんな家族、憧れるな。」
「奴婢の視点、時代劇で新鮮だった。民のための物語、めっちゃ好き！」

4. チャン・ノクスの強い女性像が魅力的

イ・ハニ演じるチャン・ノクス（コンファ）は、燕山君の側室でありながら信念を貫く女性として注目されました。
妓生から権力の中心に上り詰め、ギルドンに協力する姿は、「時代を超越したヒロイン」と称賛。
特に、ノクスが自分の運命を選ぶシーンは、「女性の強さが光った」と共感を呼びました。
視聴者からは、「イ・ハニの気品と迫力が完璧」との声が圧倒的でした。

ネットの声や反応

「ノクス、めっちゃカッコいい！自分の道を切り開く姿、応援したくなるよ。」
「イ・ハニの演技、めっちゃ気品あって引き込まれた。ノクス、最高の女性！」
「燕山君とのシーン、めっちゃ緊張感。ノクスの強さ、ほんとすごいな。」
「ノクスの決断、めっちゃ感動した。イ・ハニ、時代劇の女王だよ！」

5. 燕山君の複雑な悪役像が秀逸

キム・ジソク演じる燕山君（イ・ユン）は、暴君としての狂気と人間的な脆さを併せ持つ悪役が好評でした。
民衆を弾圧する冷酷さと、ノクスへの執着や孤独感が、単なる悪役を超えた深みを生みました。
特に、権力の頂点での葛藤や、ギルドンとの対決は、「キム・ジソクの新境地」と称賛。
視聴者からは、「燕山君が憎いけど憐れ」と、複雑な感情を呼び起こしたとの声が。

ネットの声や反応

「燕山君、めっちゃ怖いけど、なんか可哀想。キム・ジソク、すごいよ！」
「あの狂気の演技、めっちゃ引き込まれた。燕山君、単なる悪じゃないね。」
「ノクスへの執着、めっちゃ人間的。キム・ジソクの演技にゾクゾクした！」
「燕山君、憎いけど目が離せない。こんな悪役、ほんと好きだな！」

「逆賊～民の英雄ホン・ギルドン～」に対する批判的な意見

6. 序盤の展開が重すぎた

序盤で、アモゲの奴婢としての苦難や家族の悲劇が強調され、「重くて見づらい」と感じる視聴者がいました。
特に、妻クモクの死やギルドンの過酷な境遇は、「感情的にキツい」と不快感を与えたようです。
物語が本格化する前の暗いトーンが、軽快な時代劇を期待した視聴者に合わなかった模様。
視聴者からは、「最初の数話が暗すぎて離脱しそうだった」との声が聞かれました。

ネットの声や反応

「序盤、めっちゃ重くて見るの辛かった。もう少し明るくてもいいよね。」
「家族の悲劇、リアルすぎて胸が痛い。最初は飛ばしたくなったよ。」
「暗い話が続いて、時代劇のワクワク感なかった。ギルドン、早く立ち上がって！」
「重い展開、好きな人にはいいけど、自分にはキツかったな。」

7. 恋愛要素が中途半端

ギルドンとガリョン、ノクスとの恋愛は期待されたものの、描写が不足していたとの批判が。
アクションや家族愛に重点が置かれ、恋愛シーンが断片的で「感情移入しにくい」と感じる視聴者も。
特に、ガリョンとのロマンスが急展開で進み、「過程が薄い」との声が目立ちました。
視聴者からは、「もっとラブストーリーを丁寧に描いてほしかった」との不満が聞かれました.

ネットの声や反応

「ギルドンとガリョン、恋愛もっと見たかったのにサラッと終わったよ。」
「ノクスとの関係、なんか中途半端。ロマンス、掘り下げてほしかったな。」
「恋愛シーン、急に進んでモヤモヤ。もっとキュンとしたかった！」
「アクションばっかで恋愛薄い。ラブ要素、もう少し欲しかったよ。」

8. 一部のサブキャラクターが背景化

主要キャスト以外のサブキャラクター（盗賊団の仲間や燕山君の側近）が、後半で目立たなくなったとの指摘が。
特に、序盤で活躍した一部の仲間が、物語の進行で「空気」と感じる視聴者も。
敵役の動機や背景も薄く、「誰が何をしたいのか分からない」との声が聞かれました。
視聴者からは、「脇役にもっとスポットを当ててほしかった」との不満が目立ちました。

ネットの声や反応

「盗賊団の仲間、後半全然目立たなくて残念。もっと活躍してよ。」
「敵の側近、名前も覚えられないくらい影薄い。背景描いてほしかった。」
「サブキャラ、最初は面白かったのに途中から消えた感じ。もったいないな。」
「脇役の話、もっと深めてほしかった。なんか雑に終わったよ。」

9. 歴史の脚色が強すぎるとの批判

実在のホン・ギルドンや燕山君を基にした物語だが、フィクション要素（怪力設定など）が強いとの声が。
特に、「六龍が飛ぶ」や「王と私」など同時代の史実に基づくドラマと比べ、「歴史感が薄い」と批判されました。
怪力やファンタジー要素が、「時代劇のリアリティを損なった」と感じる視聴者も。
視聴者からは、「もっと史実に忠実に描いてほしかった」との意見が聞かれました.

ネットの声や反応

「怪力設定、面白いけど時代劇としては浮いてる。史実寄りがよかったな。」
「六龍が飛ぶ見てたから、歴史感薄くてガッカリ。フィクションすぎるよ。」
「燕山君、めっちゃキャラ強いけど、史実と違いすぎてモヤモヤした。」
「ファンタジー要素、好き嫌い分かれるね。自分は歴史感欲しかった。」

10. 結末が賛否両論

最終回の展開やキャラクターの運命は、視聴者の間で大きく意見が分かれました。
ギルドンやノクスの選択は「英雄らしい」「感動的」と称賛される一方、「救いが少ない」「後味が悪い」と不満も。
特に、主要キャラクターの犠牲や未解決のテーマが、「消化不良」と感じる視聴者に影響。
視聴者からは、「もっと希望のある結末を期待した」との声が聞かれました.

ネットの声や反応

「結末、感動したけど救いがなさすぎ。もう少しハッピーでもよかったよ。」
「ノクスの最後、きれいだけどモヤモヤ。幸せになってほしかったな。」
「ギルドンの選択、英雄っぽいけど後味悪い。なんかスッキリしないよ。」
「テーマが中途半端に終わった。結末、もっと納得感欲しかったな。」

総評

「逆賊～民の英雄ホン・ギルドン～」は、奴婢の息子が民の英雄となる壮大な時代劇として、視聴者に強い印象を与えました。
ユン・ギュンサンの熱演、チャン・ノクスの強い女性像、燕山君の複雑な悪役像は、ドラマの魅力を大きく引き上げました。
アクションの迫力、家族愛、民衆視点の物語は、時代劇に新たな風を吹き込み、感動と共感を呼びました。

しかし、序盤の重い展開や恋愛要素の薄さ、サブキャラクターの背景化が、視聴者の好みを分ける要因となりました。
歴史の脚色や結末への賛否も、評価を二分するポイントに。
それでも、豪華キャストとアクションのクオリティは、時代劇ファンや英雄譚を愛する視聴者にとって見応え十分。
「逆賊」は、民衆のための戦いと個々の信念を通じて、時代劇の深さとエンターテインメント性を体感できる一作と言えるでしょう。