韓国ドラマ「悪の心を読む者たち」の登場人物であるナム・ギテです。
ナム・ギテを演じているのはキム・ジュンヒ。
実話が元のドラマなので、ナム・ギテにもモデルがいます。
ナム・ギテのモデルはチョン・ナムギュという凶悪犯ですね。
着ていた赤いトレーニングウェアや、薄毛といった見た目もそのまま。
苦しむ被害者の顔を見ることや、靴のアウトソールを加工して足跡を残さないと言った手口も。
検挙の様子もそのままで、鈍器で殴られた息子が抵抗し、父親が駆けつけて格闘の末に捕まったようです。
護送車から笑顔を見せたのも、実際にチョン・ナムギュがやっていたようですね。
ところで、韓国ドラマでは護送車に乗る前にマスコミに囲まれるシーンをよく見ます。
日本にはないことですが、韓国では実際に見られる光景になるようですね。
怒った市民に襲撃されることもあるわけで、たいていの犯罪者は身をかがめて警察に抱えられるように歩きます。
しかし、チョン・ナムギュは怒った市民に蹴りかかるなど抵抗したらしく、これもナム・ギテがやっておりました。
また、子供の頃に近所のおじさんから性暴行を受けたことや、軍隊でのいじめといったところも現実まま。
父親からの虐待や学校での集団いじめなど、彼自身多くの暴行を受けて育ったようです。
それで性格が歪んだところはあるのでしょうが、だからと言って犯罪が正当化されることはない。
ちなみにナム・ギテが近所のおじさんから性暴行を受けた体験談を話し、そこから彼の同じ手口の犯行が発覚したエピソードがありましたが・・・。
これも実際の出来事になるようですね。
日本版で放送されていないような気がしますが、ナム・ギテは自ら命を絶ちました。
チョン・ナムギュも拘置所で自ら命を絶っております。
死刑執行を恐れたという世間の声とは違い、プロファイラーは「殺人ができなくなったので、自らを殺した」という結論を話とされる。