22年の韓国ドラマ「悪の心を読む者たち」を見てみました。
主演にキム・ナムギル、チン・ソンギュ、キム・ソジン。
実際の事件を脚色したドラマになりますね。
「悪の心を読む者たち」は面白く見ることができたドラマではあるのですが、気になるところもありました。
まずは暗い雰囲気のドラマだということです。
僕は暗い雰囲気のドラマが好きではあるのですが、見た目が暗すぎる印象。
美男美女が出ないとは言わないけど、華やかなキャラクターは不在ですからね。
約20年前が舞台ということで、ややレトロな雰囲気もより暗さが増す理由。
また、実際の事件がモチーフなので、どうしても被害者が罪のない弱い女性になってしまうのも辛いところ。
それと個人的にはキャラクター的な魅力を感じませんでした。
だから事件、捜査以外のストーリーが退屈な印象になってしまった。
かつて「結婚契約」で見たキム・ソジンもイメージと違ったし・・・。
一方で事件をめぐる展開は良かったです。
犯罪者役のキャストがいずれも魅力的でしたね。
最初の「赤い帽子」にインパクトがあった。
ただMVPは赤い帽子よりも比重のあったナム・ギテ役のキム・ジュンヒに与えたいところ。
犯人で物足りなかったのは最後のウ・ホソンが、意外とあっけなく終わったところかな。
彼は好感型ルックスで著名な犯罪者がモチーフになっており、他の犯罪者とはタイプが違うのは当然なのですが・・・。
他の犯罪者の取り調べの狂気が印象的だったので、本当にただの悪い奴、嫌な奴みたいだった点も残念だった。
仕方がないことではあるのですが・・・。
暗い雰囲気のドラマなのでおすすめはしにくいところがありますが、ジャンル的に好きな人なら見てみると良いと思うドラマです。
僕はキャラクターの魅力をあまり感じませんでしたが、犯罪捜査ジャンルとしてはよくできたドラマだと思いました。