16年にKBSで放送された韓国ドラマの「むやみに切なく」です。
主演にキム・ウビン、ペ・スジ、イム・ジュファン、イム・ジュウンら。

むやみに切なくの視聴率は?

前作は最終回で8.2%を記録した「マスター・ククスの神」ですが。
前前作の大ヒットドラマ「太陽の末裔」のような期待を受けたであろうドラマ。
実際に初回は12.5%という高視聴率でスタートしています。




ただ自己最高視聴率は5話の12.9%と伸び悩んでしまいました。
7話で一気に8%台まで落ちると、その後も視聴率は回復することなく最終回も8.4%。
自己最低視聴率は16話の7.7%です。

太陽の末裔みたいに30%超えとは言わなくとも、二桁は記録してくれないと困るようなドラマですからねー。
視聴率的には興行失敗と言える数字です。
中盤からの競合に同ジャンルの話題作「W」がスタートしたのも不運でしたね。

むやみに切なくの評価は?

「W」の存在は不運ではありますが、Wのスタートまでに視聴者の心をつかみ切れなかったところもあるわけで。
この手のドラマは現地での評判がイマイチでも、海外受けが良いことが多いのですが、同時放送された中国での反応も薄いものだったようですね。
(真夏に放送されたドラマなのに、冬服なのもマイナス要素とされる)

脚本家は04年の大ヒットドラマ「ごめん、愛してる」と同じ人ですね。
そして今作も「ごめん、愛してる」と似たところがあるようです。
10年も前のドラマと似た作風ですから、内容が古いとの声もあったようですね。




また、全20話とミニシリーズの中では長いドラマになりますが、ストーリー展開が遅いのもマイナス要素。
展開も予想しやすいものだったようで、脚本の評価は低いですね。

陳腐な脚本と言われながらも8%台をキープしたのはキャストの力ですね。
主人公のキム・ウビン、ペ・スジの比重がかなり大きなドラマということで、2人を目当てで見るのは良いかもしれません。
実際に、日本ではそう悪い評価を受けているわけではないですからね。




ジャンル的に好きなら見てみるのも良いかもしれませんが、少なくとも韓国では高い期待に応えた作品ではないですね。
それにしてもストーリー展開が遅いのは大きなマイナス要素だ。
ジャンルやキャストが好きなら良いのかもしれませんが、基本的におすすめはしにくいところがあるドラマですね。