20年にMBCで放送された韓国ドラマの「カイロス」を見ました。
主演にシン・ソンロク、イ・セヨン、アン・ボヒョン、ナム・ギュリら。

これは韓国でも評価の高いドラマですが、さすがに面白かったですね。

カイロスは展開が速くて面白い

カイロスは現在と過去のタイムクロスドラマですね。
僕が過去に見た韓国ドラマでは「ナイン」にどことなく似ているところがありましたが。
現在のシーンがブルー系、過去のシーンがアンバー系の色ですね。(過去の色もナインと同じだ)




過去と未来が交互に描かれるわけですが、上記のように色の演出があるのでわかりにくいことはないと思う。
それよりも過去と未来のやりとりで展開も目まぐるしく動くので面白いですね。
やはりストーリー展開が速いというのは良いですね。

ちなみに10時33分からの1分がキーポイントになるドラマですが。
これ、リアルタイムで放送されるときには実際に10時33分から34分まで、あれらのシーンを放送していたそうです。
そういう細かな演出も素晴らしいですね。(視聴率に影響がなかったのが残念・・・)

キャストの演技も良かったですが、個人的にはナム・ギュリがMVPかな。
凄く役に合っていたキャラだと思う。

主人公のシン・ソンロクは悪役を演じることが多かった俳優さんなので、悪役の姿を見ている人が見たら印象も変わるかもな。
スラっとした長身でかっこよかったです。




アン・ボヒョンも演技面の評価が高いですけど、有能に見えて特に有能な描写がなかったのが残念かな。
有能に見えたのはアン・ボヒョンの功績ですが、作中の描写だけを見ると特に有能ではないぞ・・・。

カイロスとリセット

カイロスといえば、ドラマ枠の前前作にあたる「リセット」となんとなく似ているところも。
MBCの視聴率に埋もれた名作、ファンタジースリラー系、ヒロインが子役出身など。

リセットとの違いとして、リセットの方はミステリー色が強いところがありますね。
カイロスはミステリーというより、サスペンスやスリラー系。
視聴者層は同じだと思うので、どちらかが好きな人はどちらも楽しめるドラマでしょうね。




作品性で言えば甲乙つけがたいのですが、個人的にどちらが好きかと言えばリセットの方が好きかな。
心が動かされるようなストーリーはリセットの方が多かったから。
カイロスの最終回も悪くないけど、リセットの方が見終わった印象が良かったところはありますね。
どちらも見てもらいたい名作ドラマです。

なんにしてもカイロスも面白いドラマでしたね。
サスペンス系のドラマが好きな人は見てみると良いドラマです。
ファンタジー系だけど、演出が良いので現実の話みたい。




カイロスはクオリティの高いドラマだと思います。
脚本もキャストの演技も良い。
難しそうなドラマだけど決してわかりにくいことはないし、脚本にこれと言った欠点もないと思う。