推理の女王

17年にKBSで放送された韓国ドラマの「推理の女王」です。
主演にチェ・ガンヒ、クォン・サンウ、イ・ウォングン、シン・ヒョンビンら。

まだブレイク前のシン・ヒョンビンが出ていますね。

推理の女王の視聴率は?

前作は最終回で17.2%の大ヒットドラマ「キム課長とソ理事」です。
推理の女王もその恩恵を受け、初回から11.2%と二桁スタートです。




しかし4話の11.6%が自己最高視聴率と、数字を伸ばすことができませんでした。
折り返しを過ぎた9話からは二桁を記録することもなく、最終回も8.3%に終わっています。
必ずしも悪い数字ではないのかもしれませんが、数字を落としたのはマイナス要素ですね。

推理の女王の評価は?

シーズン2が制作されたことからもわかるように、マニア層を形成した人気ドラマです。
一方で明らかに視聴率を落としたことからもわかるように、評価も落とした面もあります。

緩い雰囲気が味ではありますが、ストーリーに関係ないシーンも多いとされる。
何よりも残念なのがオープンエンディングであることです。
結末を回収せずに終わったのは評判の悪いところ。
いまとなってはシーズン2が制作されているので、さほどマイナスにはならないかもしれませんが・・・。(シーズン2もオープンエンディングだけど)




そうはいっても、中心となるエピソードが丸投げ状態で終わってしまったのは良いことではありません。
脚本の完成度は決して高くはないと言えそうです。

主婦といっても義母の顔色をうかがうところがあるぐらいで、主婦らしいシーンが目立つわけでもないですからね。
日本では謎のラブコメ推しの告知がされている点も、脚本の迷走が伺える。(謎のロマンス推しは珍しいことじゃないけど)

とはいえ、普通の主婦が凶悪事件を解決していくコメディ系のドラマということで、独特の魅力がある作品ですね。
緊張感がないところはどうしても好き嫌いが分かれるので、視聴者が離れてしまったところはあるでしょう。
チェ・ガンヒもやや癖があるので好き嫌いが分かれるタイプの女優さんなのかも。




マニア層を形成したのは事実なので、雰囲気やキャストが好みなら見てみるのも良いドラマですね。
ただシーズン2はさらに評価を下げてしまったのがマイナスだ・・・。

日本での評判や口コミのまとめ

肯定的な意見:

キャラクターのケミストリー: クォン・サンウとチェ・ガンヒの間の化学反応が非常に良く、「ラブコメ」の要素が視聴者を楽しませています。彼らの演技力が高く評価され、視聴者に笑いと感動を提供しています。

ストーリーと推理要素: 推理パートが軽快で、日常の中で起こる事件を解決していく過程が見どころの一つとされています。また、推理が主婦の視点から描かれる点も新鮮で、視聴者を引きつけています。

エンターテイメント性: 多くの視聴者が、コメディとミステリーがうまく融合されている点を称賛しています。視聴率も良く、再放送や配信でも人気があるとされています。

批判的な意見:

ストーリーの予測可能性: いくつかのエピソードでは、推理の結末が予測しやすかったとの意見もあります。深みのあるミステリーを期待していたファンにとっては少々物足りなさを感じることがあったようです。

キャラクターの深み: 一部の視聴者からは、メインキャラクターの背景や成長がもっと深く描かれていれば良かったという意見が挙がっています。特にサイドキャラクターについては、より発展が欲しかったとの声も。

総評:

「推理の女王」は、韓国で人気を博した後、日本でもその軽快な推理劇とラブコメディ要素で多くのファンを獲得しました。クォン・サンウとチェ・ガンヒの演技力や、日常生活から生まれる事件の解決がユーモラスで楽しめる点が高く評価されています。しかし、一部の視聴者からはストーリーの予測可能性やキャラクターの深みについての批判も見られます。それでも、全体的な評判はポジティブで、特にエンターテイメント性が高いとされています。平均スコアは3.7点とされており、多くの視聴者がこのドラマを楽しんだことが伺えます。