21年にKBSで放送された韓国ドラマ「王女ピョンガン」です。
主演にキム・ソヒョン、ナ・イヌ、イ・ジフン、チェ・ユファ。

王女ピョンガンの視聴率は?

前作「暗行御史」が視聴率14%を記録するなどヒット作に。
長い長い低迷期を終えて良い流れが来ていたKBS月火ドラマです。

王女ピョンガンも初回視聴率は9.4%という高視聴率でスタート。
4話で早くも視聴率10.0%を記録しましたが・・・。
残念ながらこれが自己最高視聴率です。




その後は8~9%台と視聴率は良くも悪くも安定。
最終回も8.3%と反発はありませんでした。

決して悪い視聴率ではないですし、興行的にも成功と言っていいドラマです。
ただ視聴率が伸び悩んでしまったのは残念ですね。

王女ピョンガンの主演交代劇

王女ピョンガンといえば、何と言ってもキャストや制作陣の頑張りが話題になったドラマです。
というのも元々、男主人公はジスが担当していたのですが、当時韓国で大騒ぎになっていた有名人の学生時代のいじめ告発騒動があり・・・。

嘘も含めてたくさんの有名人が告発されたのですが、その中で最も騒ぎになったのがおそらくジスです。
リアルタイムで放送されていたドラマの主演ということもあるし、嘘か誠か告発の内容もひどいものでしたからね。




結果、6話終了時点でジスの降板が決まり9話からナ・イヌが代わりに男主人公を務めることになったのですが。
大急ぎで撮影と編集を済ませて、7話からナ・イヌが登場。

当初7、8話はジスの出演シーンをできるだけ削って放送する予定だったのですが、ナ・イヌで再撮影を済ませストーリー上の穴も感じさせず、
その後も、1度も放送休止を挟まずに最終回まで走り続けたのは凄かったですね。
ちなみに1話からナ・イヌで再撮影を済ませているので、日本での放送は1話からナ・イヌが登場しますね。

王女ピョンガンの評価は?

主演交代劇のイメージがあまりにも強いドラマです。
大きなスキャンダルに巻き込まれながらも人気ドラマとして数字を残したのは、ほかのキャストや脚本の力があったからこそ。


ナ・イヌは主演交代の影響を感じさせないほど、自分のキャラを確立したとされます。
最初からナ・イヌが良かったと言われるぐらいなので、最初からナ・イヌが見られることは好要素になりますね。

21年の韓国放送大賞では、主演のキム・ソヒョンが人気賞と女優演技賞の二冠。
ドラマ自体も作品賞を受賞するなど、評価の高いドラマになりました。
ちなみに韓国放送大賞の作品賞というのは20年に「椿の花咲く頃」、19年に「熱血司祭」、18年に「サム、マイウェイ」と言ったヒット作が名を連ねています。

王女ピョンガンは主演交代劇の話題性があまりに強く、上記の大ヒットドラマに比べると作品の話題が薄かったイメージですけど。
改めて作品性が高く評価されたドラマだと感じさせる。




大物脚本家ハン・ジフンにとっても「犬とオオカミの時間」以来、久しぶりに良いを得たドラマになりますね。
これまでの作品は竜頭蛇尾に終わることも多かったようですが、今作は問題なく終えたようです。

キム・ソヒョンとナ・イヌのケミも良いとされます。
なんにしても韓国でも完成度の高いドラマとされているので、時代劇が好きな人は見てみるのも良さそうなドラマですね。