王になった男 韓国ドラマ

19年にtvNで放送された韓国ドラマ「王になった男」です。
主演にヨ・ジング、イ・セヨン、キム・サンギョン。

同名の大ヒット映画のリメイクになりますね。

王になった男のOSTまとめ

オ・ヨンジュン「If I See You Again」

BAEKHO「That day, We.」

ウナ(GFRIEND)「Tell me」

ハウン「Winter After Winter」

スルギ(Red Velvet)「Always」

ソン・シギョン「If I Could Be By Your Side」

アン・イェウン「Light Saver」

SE O「A Long Way From Now」

王になった男の視聴率は?

「王になった男」は初回5.7%の高視聴率でスタートです。
1話が自己最低視聴率でもあります。
この数字はtvN月火ドラマの1話では歴代最高です。(1位は100日の郎君様の5.0だった)




その後も順調に視聴率を伸ばし13話で二桁突破。
最終回で自己最高の10.9%を記録し、有終の美を飾りました。
競合番組が強いなかでの高視聴率なので、より凄いですね。

王になった男の評価は?

今作はロマンスの入った時代劇になりますね。
映画の方は実際の歴史を背景にしたようですが、ドラマはそうではないみたい。
映画の主人公はイ・ビョンホンなので、ヨ・ジングはそこと比較されるわけですが・・・。

ヨ・ジングが素晴らしいカリスマ演技を見せて絶賛されています。
彼は悪役系の顔立ちでもあるので、狂気の演技もインパクトあるでしょうね。
イ・ビョンホンとは違うキャラクターとして成功したようです。




大ヒット映画だった原作の良いところはそのまま、悪いとこを補ったと言われ高評価を受けたドラマになります。
映画をドラマにしたわけですから、それだけ独自のストーリーも増えるわけです。
そこがうまくできたようですね。
大ヒット映画のリメイクですから期待値も高かったでしょうに、その期待に応えたのは凄い。

視聴率興行にも成功したヒット作になりますね。
ということなので、ジャンルやキャストが好きなら見てみると良さそうなドラマです。

王になった男の感想や口コミのまとめ

肯定的な意見

1. ヨ・ジングの演技力の高さ

「ヨ・ジングの演技が本当に素晴らしかった。王と道化師の二役を見事に演じ分けていて、表情や声のトーン、仕草だけでどちらの人物かわかるほど。子役時代から注目されていたけど、この作品で大人の俳優としての実力を証明したと思う。」
「特に道化師ハソンが王として覚醒していく過程が感動的。最初はおどおどしていたのが、民のために立ち上がる姿に変わっていくのが見ていて胸が熱くなった。」

2. ストーリーの引き込み力

「歴史ドラマとラブストーリーが絶妙に混ざっていて、飽きずに一気見してしまった。政治的な陰謀とハソンの成長が軸にあるけど、王妃とのロマンスがいいアクセントになっていてバランスが取れている。」
「映画版とは違う展開が中盤から出てきて、最後までどうなるか予想できなかった。ハラハラドキドキが止まらなくて、毎話楽しめた。」

3. 映像美と演出

「朝鮮王朝の宮廷が美しく再現されていて、衣装やセットの細部までこだわりを感じた。映像が映画並みに綺麗で、時代劇ならではの雰囲気を堪能できた。」
「演出が丁寧で、特にハソンが王として振る舞うシーンでの緊張感や、感情的な場面での音楽の使い方が素晴らしかった。泣けるシーンでは自然と涙が出てきた。」

4. 脇役の魅力

「キム・サンギョン演じるイ・ギュが最高だった。王を支える忠臣としての葛藤や、ハソンへの信頼が深まっていく過程が丁寧に描かれていて、物語に深みを与えていた。」
「イ・セヨンの王妃ソウンも良かった。冷酷な王と優しいハソンの間で揺れる気持ちがリアルで、彼女の演技に感情移入できた。」

5. テーマの深さ

「単なるエンタメじゃなくて、民を思う王とは何か、正義とは何かを考えさせられる作品だった。ハソンが影武者から本物の王になっていく姿に心を打たれた。」
「権力争いや裏切りが多い中で、ハソンの純粋さが際立っていて、希望を感じられるストーリーだった。」

6. 映画との違いを楽しめた

「映画版が好きだったけど、ドラマ版はロマンスやキャラクターの掘り下げが追加されていて、新鮮な気持ちで見られた。映画とは別物として楽しめるのが良かった。」
「16話という長さのおかげで、映画では描ききれなかった部分が丁寧に描かれていた。特にハソンと王妃の関係性が深く描かれていて満足。」

批判的な意見

1. ストーリーのご都合主義

「展開が強引すぎる部分があった。ハソンが王として認められる過程が都合良すぎて、現実味が薄かった。特に敵対勢力が簡単に騙されるのは納得いかなかった。」
「中盤までは面白かったけど、後半になるにつれて話が冗長に感じた。もっとコンパクトにまとめられたら良かったのに。」

2. 最終回の展開への不満

「最終回が急にコメディっぽくなって拍子抜けした。シリアスな雰囲気で進んできたのに、締め方が軽すぎてがっかりした。」
「結末が曖昧で、何がどうなったのかよくわからないまま終わった感じがする。もう少しハッキリした終わり方にしてほしかった。」

3. 映画との比較による失望

「映画版のイ・ビョンホンの演技や緊張感が強烈だったから、ドラマ版は物足りなく感じた。ヨ・ジングは良かったけど、全体のインパクトが映画に負けてる。」
「映画のシンプルで洗練されたストーリーが好きだったのに、ドラマはロマンスや余計なエピソードが多すぎて焦点がぼやけた印象。」

4. キャラクターの深掘り不足

「王妃ソウンの心情がもっと描かれていれば良かった。ハソンに惹かれる理由が薄くて、感情移入しきれなかった。」
「敵役のシン・チスとか大妃の動機が浅くて、ただの悪役で終わってしまった。もう少し背景を掘り下げてほしかった。」

5. 時代劇としてのリアリティの欠如

「歴史的な背景が薄くて、架空の王という設定が逆に中途半端に感じた。光海君をモデルにしてるなら、もっと史実を絡めてほしかった。」
「道化師が王として通用するなんてありえないと思う。宮廷の雰囲気は良かったけど、ストーリーのリアリティが足りなかった。」

6. 期待値とのギャップ

「話題性やキャストに期待しすぎたせいか、そこまで感動できなかった。普通に面白いけど、『名作』と呼ぶほどではないかな。」
「視聴率1位とか聞いてハードルが上がってたけど、ありきたりな時代劇の展開が多くて新鮮味が少なかった。」

総評

「王になった男」は、ヨ・ジングの卓越した演技力と美しい映像、歴史ドラマとロマンスの融合が評価され、多くの視聴者から愛された作品です。
特に、ヨ・ジングの一人二役による王と道化師の演じ分けは圧巻で、彼のキャリアにおける重要な一歩として称賛されています。
ストーリーは映画版を基盤にしつつも独自の展開を見せ、16話という長さを活かしてキャラクターの成長や関係性を丁寧に描いた点が肯定的に受け止められています。
視覚的な魅力や音楽、演出も高く評価されており、感情を揺さぶるシーンが多いことから「泣けるドラマ」として感動を覚えた人も多いようです。
また、脇役陣の演技や存在感も作品の質を高めており、特にキム・サンギョンやイ・セヨンの貢献が際立っています。


一方で、批判的な意見も無視できません。ストーリーのご都合主義や最終回の唐突なトーン変更は、視聴者に違和感を与えた要因として挙げられます。
映画版と比較して緊張感や深みが劣ると感じる声もあり、リメイク作品としてのハードルを超えきれなかった部分もあるようです。
また、歴史的なリアリティやキャラクターの掘り下げが不足していると感じた視聴者もいて、「名作」とまではいかないという評価も散見されます。
特に、期待値が高かった分だけそのギャップに失望した意見も目立ちます。


総合的に見ると、「王になった男」は時代劇としてのエンターテインメント性と感動を十分に提供する作品であり、ヨ・ジングのファンや歴史ドラマ好きには強くおすすめできるドラマです。
しかし、映画版のファンやストーリーの緻密さを求める視聴者には物足りなさを感じる可能性もあります。
視聴率や話題性からもわかるように、幅広い層に支持された一方で、完璧さを求める声には応えきれなかった部分があると言えるでしょう。
それでも、感情を揺さぶる力と視覚的な美しさは特筆すべき魅力であり、気軽に楽しめる良質な時代劇として十分に楽しめる作品に仕上がっています。
最終的には、視聴者の好みや期待値によって評価が分かれるドラマと言えるでしょう。