
23年にtvNで放送された韓国ドラマの「輝くウォーターメロン」です。
主演にリョウン、チェ・ヒョヌク、ソル・イナ、シン・ウンス。
輝くウォーターメロンのOSTまとめ
チョン・ジュニル「A Song For You」
ジュネ(iKON)「HIGHER」
キム・ハンギョム「SHINING」
ROYAL PIRATES「Tomorrow」
Aalia「About loneliness」
クォン・スンイル(URBAN ZAKAPA)「사랑하지 않는 밤」
Standing Egg「대가 소중해」
5moon「My Song」
Eight’O「Wherever」
輝くウォーターメロンの視聴率は?
初回は3.14%とまずまずのスタートを見せた「輝くウォーターメロン」です。
8話の3.08%が自己最低視聴率になりますね。
4話の4.68%が自己最高視聴率で、最終回は4.46%となっています。
視聴率は横ばいですが、ジャンルやキャストを考えると悪い視聴率ではありませんね。
正直、僕は高くてびっくりした視聴率ですが・・・。
脚本家が「キルミーヒールミー」などを執筆した人気作家ということで、注目されたドラマなのかもしれませんね。
輝くウォーターメロンの評価は?
ジャンルとしてはファンタジー系の青春ドラマですね。
音楽も素材になっていますが、韓国ドラマでは初の聴覚障害を持つ両親から生まれた子供がテーマになっています。
ファンタジーというのはタイムスリップという素材を使っているドラマになるからですが。
家族愛や青春の良さをタイムスリップというよくある素材をつかいながら上手く表現したとされます。
ヒーリングドラマとして感動すると好評ですね。
視聴率は横ばいでもネットでの話題性は高かったドラマです。
主演の若手俳優たちの演技面も非常に評価が高い。
ただし、最終回の結末に関しては多くの謎を残したまま、急いで終わる形になり不評です。
結末の評価こそ悪いですが概ね好評のドラマで、いわゆる竜頭蛇尾です。
海外でも人気のドラマになるようですし、興味があるなら見てみると良いドラマですね。
人気作家のドラマで、口コミで評判になったドラマなのでジャンルやキャストが好きなら間違いはなさそうです。
輝くウォーターメロンの感想や口コミのまとめ
肯定的な意見
1. ストーリーの感動的な展開
多くの視聴者が「涙なしでは見られない」と評価するほど、家族愛や青春の葛藤が丁寧に描かれています。特に、主人公ウンギョルが父親の過去を変えようと奮闘する姿や、両親の若かりし日の純粋な愛情に心を打たれたという声が目立ちます。
「タイムスリップというありきたりな設定なのに、家族愛と自己成長のテーマが新鮮で深かった」「最終回で全ての伏線が回収されてスッキリした」と、脚本の完成度を称賛する意見も多いです。
2. キャストの演技力
主演のリョウン(ウンギョル役)、チェ・ヒョヌク(イ・チャン役)、ソル・イナ(セギョン役)、シン・ウンス(チョンア役)の若手俳優陣の演技が絶賛されています。「リョウンのギター演奏シーンが自然で感情がこもっていてすごい」「チェ・ヒョヌクの歌声と手話での表現に感動した」と、役柄への没入感が評価されています。
特に、聴覚障害者を演じるキャストが手話を自然に使いこなしており、リアリティと感情の豊かさが際立っていると好評です。
3. 音楽とレトロな雰囲気
劇中のバンド演奏シーンやOST(オリジナル・サウンドトラック)が「青春を思い出させる」「耳に残る」と大好評。チェ・ヒョヌクが歌う東方神起の「魔法の城」や、リョウンのギター演奏が話題となり、「音楽がドラマの魅力を倍増させている」との声が多数。
1995年のレトロな世界観も好評で、「衣装やセットが懐かしくてエモい」「当時の雰囲気が完璧に再現されている」と、視覚的な楽しさを挙げる意見も見られます。
4. テーマの深さ
CODAという珍しい視点から描かれた家族の絆や、障害を持つ人々とのコミュニケーションの大切さが視聴者に響いています。「手話を通じて親子の想いが伝わるシーンで号泣した」「疎通の大切さを考えさせられた」と、教育的・感情的な価値を認める声が強いです。
また、青春ドラマとしての軽快さとヒューマンドラマの重厚さがバランスよく融合しており、「笑って泣ける作品」と幅広い層から支持されています。
5. キャラクターデザインと成長
主要キャラクター一人ひとりにしっかりとした背景と成長が描かれており、「全員が愛おしくなる」「誰か一人でも欠けたらこのドラマは成り立たない」とキャラクターへの愛着を語る声が多数。
特に、ウンギョルの「家族のために自分を犠牲にする」姿勢から「自分の人生を生きる」決意に至る過程が感動的で、「自己発見の物語として完璧」と称賛されています。
批判的な意見
1. ストーリーのテンポと展開
一部の視聴者からは「序盤の展開が早すぎてついていけなかった」「タイムスリップのきっかけが唐突で説明不足」との指摘があります。特に、最初の数話で状況が急に進むため、置いてけぼり感を感じた人も。
逆に、後半になると「中だるみした」「同じようなシーンが繰り返されて退屈だった」と、テンポのばらつきを批判する声も散見されます。
2. ファンタジー要素への違和感
タイムスリップという設定に無理があると感じた視聴者もおり、「現実味が薄い」「タイムパラドックスの矛盾が気になる」との意見が。特に、「現代のウンユはどうなったのか」「おじいさんとの関係はどうなるのか」といった未解決の疑問が残り、消化不良を訴える声があります。
「ファンタジーなのにリアルさを求めすぎて中途半端」と、ジャンルのブレを感じた人も。
3. 恋愛要素の物足りなさ
青春ロマンスを期待していた視聴者からは、「恋愛がメインじゃないのが残念」「ウンギョルとセギョンのロマンスがもっと見たかった」との声が。家族愛や友情が強調される一方で、恋愛がサブ的な扱いに感じられたことが不満の要因です。
また、三角関係や恋愛の葛藤が曖昧に終わった点も、「感情移入しきれなかった」と批判されています。
4. キャストの年齢と役柄のギャップ
ソル・イナ(1996年生まれ)が高校生役を演じたことに対し、「制服姿に無理がある」「お姉さんっぽさが目立つ」と違和感を覚えた視聴者が一定数います。リョウンやチェ・ヒョヌクは比較的自然に見えたものの、キャスト全体の年齢と設定のギャップが気になったとの声も。
「若手俳優の演技は良かったけど、見た目が大人っぽすぎて青春感が薄れた」との意見も見られます。
5. 期待値とのズレ
脚本家チン・スワンの過去作(「太陽を抱く月」「キルミー・ヒールミー」)が名作だったため、「もっと壮大な展開を期待していたのに普通だった」「評判ほどではなかった」と期待外れに感じた視聴者も。「口コミで過剰に持ち上げられすぎていた」と、期待値とのギャップを指摘する声があります。
総評
「輝くウォーターメロン」は、ファンタジー、青春、家族愛を融合させたユニークな韓国ドラマとして、多くの視聴者から高い評価を受けています。
特に、感情を揺さぶるストーリー、若手俳優の熱演、心に残る音楽、そしてCODAという視点からの深いテーマ性が際立っており、「2023年のベストドラマ」と称する声も多いです。
家族や友情、自己成長を描いたヒューマンドラマとしての完成度は高く、涙と笑いをバランスよく提供する点で「心が温かくなる作品」として支持されています。
一方で、タイムスリップというファンタジー設定に無理を感じる部分や、恋愛要素の薄さ、テンポの不安定さを指摘する声もあり、視聴者の期待や好みによっては物足りなさを感じる可能性もあります。
特に、青春ロマンスや壮大な展開を求める人には少し肩透かしに感じられるかもしれません。
しかし、これらの批判は作品全体の魅力を大きく損なうものではなく、「完璧ではないが愛すべきドラマ」と捉えられる範囲内です。
総合的に見ると、肯定的な意見が批判的な意見を大きく上回っており、視聴率(最高4.68%、最終回4.46%)や海外での人気からも、そのクオリティと訴求力の高さがうかがえます。
音楽好き、家族愛に感動したい人、またはレトロな青春ドラマを楽しみたい人には特におすすめで、視聴後に「もう一度見たい」「誰かと語りたい」と感じる余韻を残す作品です。
欠点はあるものの、それを補って余りある感情的な満足感とメッセージ性を持ち合わせており、韓国ドラマの中でも記憶に残る一作と言えるでしょう。
このように、「輝くウォーターメロン」は多様な視点から愛されつつも、いくつかの課題が浮かび上がる作品です。
あなたがどの要素を重視するかで評価が変わるかもしれませんが、全体としてはポジティブな印象が強いドラマと言えます。