野獣の美女コンシム

16年にSBSで放送された韓国ドラマの「野獣の美女コンシム」です。
主演にナムグン・ミン、ミナ(Girl’s Day)、オン・ジュワン、ソ・ヒョリム。

「キム課長とソ理事」に並ぶ、ナムグン・ミンの出世作と言えるドラマですね。

野獣の美女コンシムの視聴率は?

前作「ミセスコップ2」の最終回は11.1%。
「野獣の美女コンシム」は初回8.9%というスタートになっていますね。(1話が自己最低)

3話で初の二桁を記録すると、その後も視聴率は緩やかに上昇。
最終回で自己最高視聴率15.1%を記録して有終の美を飾りました。




同枠のドラマだとキム・ヒョンジュ&チ・ジニの人気ドラマ「愛人がいます」でも最高視聴率8.5%ですからね。
他にもハ・ジウォンの「君を愛した時間」7.3%、ファン・ジョンウムの「果てしない愛」9.4%、ハン・イェスルの「美女の誕生」8.4%。

キャストのネームバリューがずっと上のドラマでも低視聴率の時代です。
だから野獣の美女コンシムも視聴率は期待されなかったと思うけど、まさの大ヒットですね。

野獣の美女コンシムの評価は?

制作陣はナムグン・ミンの過去作「匂いを見る少女」とほとんど同じになります。
ナムグン・ミンは制作陣との縁で出演を決意したようですが、これが大ヒットですね。

脚本家のイ・ヒミョンは「屋根部屋のプリンス」、チャン・ナラ&チャン・ヒョクの「明朗少女成功記」などを執筆した大物作家。
しかし、今作が最後のヒット作になっておりますね・・・。

当時のナムグン・ミンはいまのようなスターではありません。
「匂いを見る少女」、「リメンバー」の活躍で人気俳優とは言えるポジションだったのでしょうが、共にに悪役として目立ったドラマですからね。
その悪役のイメージを振り払ってスター級の俳優に出世したナムグン・ミンです。




ミナに至っては今作が初主演ドラマ。
同枠でトップ女優が低視聴率に苦しんでいるなか、愛らしいキャラを演じて高評価です。
脚本の方はよくあるラブコメだったようですが、主人公カップルの人気で成功したドラマ。

視聴率も高視聴率と言える数字なのですが、話題性も抜群だったドラマとされます。
それくらい若い世代にも受けたドラマということですね。
16年なので少し古いドラマにはなりますが、ジャンル的に好きなら見るのも良さそうなドラマですね。

日本での評判や口コミのまとめ

肯定的な意見:

キャストの演技: ナムグン・ミンとミナの演技が特に高く評価されています。ナムグン・ミンのユーモラスで魅力的なキャラクター描写、そしてミナが演じるコン・シムの成長が視聴者に深く響いたようです。多くのレビューでは、二人の相性が良く、化学反応が見事だったと述べられています。

ストーリー: ロマンス、コメディ、サスペンスが絶妙に混ざったストーリーは、視聴者を飽きさせず、毎回期待を持たせる展開が評価されています。特に、姉妹関係や四角関係の描写がリアルで感動的だったという意見が多いです。

視聴率: 初回から最終回まで視聴率が上昇し続け、最終回では自己最高の15.1%を記録したことは、ドラマの成功を物語っています。

批判的な意見:

予測可能性: ストーリーの展開が一部視聴者には予測しやすかったとの意見もあります。特に、ロマンスの結末やキャラクターの成長パターンが典型的だったと感じた人もいるようです。

キャラの深み: 一部のキャラクター、特に悪役やサブキャラの描写が浅く、ドラマの深みを増すためにはもっと掘り下げられても良かったという批判も見られました。

総評:

「野獣の美女コンシム」は、韓国ドラマのファンから高く評価され、日本でも多くの肯定的な口コミが見られます。特に、キャストの演技力とストーリーのテンポが視聴者の心を掴みました。ドラマ全体としての軽快さとエンターテイメント性は、視聴者に楽しみを提供しました。しかし、一部の視聴者からはストーリーの予測可能性やキャラクターの深みに関する批判もありました。最終的に、このドラマは、ラブコメディとしての完成度が高く、視聴者に満足感を与える作品であると言えるでしょう。平均スコア3.6点(1097レビュー)もその人気を裏付けています。